死霊の復讐:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
死霊の復讐
死霊の復讐
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死霊の復讐

1933年公開
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「恐怖城」と同じくヴィクター・ホルペリンが監督し、ガーネット・ウェストンが原作脚色し、アーサー・マーティネリが撮影したホルベリン・プロダクション作品で、台本作製には「六月十三日の夜」「闇に踊る(1932)」のブライアン・マーロウと「二秒間」「モンテ・カルロの女」のハーヴェイ・シュウが共同した。主役は「心の青空」「競馬天国」のキャロル・ロンバードで、「動物園の殺人」「ふるさとの唄」のランドルフ・スコット、「爆走する悪魔」「武装ラグビー」のアラン・ダインハート、「鉄血士官校」「リリオム」のH・B・ワーナー、「ロビンソン・クルーソー」のウィリアム・ファーナム等が助演している。

ストーリー

ジョン・コートネーは病死した。その亡骸が安置されている部屋に忍び入ったのは心霊術を看板にしている悪漢ポール・ベヴィアンで、人知れずジョンの死面をとって立ち去った。彼はジョンの双生児の妹ローマが全財産を受け継ぐのを妨げる了見だった。数日後彼女は許嫁のグラント・ウィルスンの忠言を斥けてベヴィアンの降霊会に出席した。そして死面を利用した偽物のジョンの幽霊の出現を見て感銘を受けた。ベヴィアンは秘かに悦に入っていたが、人々が立ち去って後真実のジョンの幽霊が彼に迫ってくるのに驚いたベヴィアンは急いでスイッチを入れると部屋には何者も見えなかった。コートネー家と親交ある心理学者のヒューストン博士は電気死刑になる女囚ルース・ロージェンを監房に訪れて刑後彼女の亡骸による実験をさせてくれと頼んだ。博士の説によると彼女の霊魂は電気死刑では死せず、彼女が生前犯したと同様な殺人を他の人間をして遂行させ得る、ということだった。ルースには復讐すべき男がある。それは彼女を警察に売った裏切り者…ポール・ベヴィアンその人である。その次にベヴィアン邸で行われた降霊会で、ベヴィアンの奸計の邪魔者たるコートネー家の親友ハモンドを毒殺してしまった。しかもハモンドはあたかも自殺したように見せかけられたのである。その騒ぎで何人もローマが変わったことに気付かなかった。殺人者ルース・ロージェンの霊魂が乗り移ったのである。ルースはベヴィアンを殺そうとしているのだ。そしてローマ・コートネーのからだがその道具となるのだ。ローマはベヴィアンを伴ってルースが生前住んでいたアパートへ赴いた。ペヴィアンはローマがルースそっくりの行動をするのを不審と不安を感じながら見守っていた。ローマの眼ざしには何かしら残忍な閃きがあった。二人はアパートの持ち主に追い出された。ローマはベヴィアンをヨットへ誘った。そこに博士とグラントがローマを尋ねて来た。そして博士は打ち倒れ、ジョンの声でローマが危険だと告げた。そしてヨットの模型が床に落ちた。グラントはすべてを察して埠頭へ急いだ。船上ではベヴィアンがローマに追われて逃げ回っていた。そして逃げ場に窮して船から飛び降りたが帆索にからまってベヴィアンは締め殺されてしまった。ローマは夢から覚めた様な格好だった。何事も彼女は知らないのだった。

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作品データ

原題
Supernatural
製作年
1933年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1933年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社