小出恵介
キヨセハイジ/ハイジ
直木賞作家、三浦しをんの同名ベストセラー小説を、人気若手俳優の共演で映画化した青春ドラマ。個性的な10人の大学生たちが箱根駅伝という目標に向かって突き進む姿を描く。
※結末の記載を含むものもあります。
大学4年で寮長を務めるハイジは、破格の家賃で住まわせる代わりに陸上競技部に入部するという条件で9人の住人を集める。ある日、箱根駅伝への出場を口にしたハイジに9人は反対するも、彼の熱意は9人を変えていく。
キヨセハイジ/ハイジ
クラハラカケル/カケル
カシワザキアカネ/オウジ
ヒラタアキヒロ/ニコチャン
スギヤマタカシ/シンドウ
イワクラユキヒコ/ユキ
サカグチヨウヘイ/キング
ムサ・カマラ/ムサ
ジョウタロウ/ジョータ
ジョウジロウ/ジョージ
シンドウノハハ
カンセイダイガクノジムキョクイン
トウキョウタイイクダイガクリクジョウブノコーチ
カケルノコウコウジダイノリクジョウブカカントク
ハイジノカカリツケノイシャ
カツタハナコ
サカキコウスケ
フジオカカズマ
タザキゲンイチロウ
監督、脚本
原作
音楽
企画、製作
プロデューサー
撮影
照明
美術
録音
編集
監督補
助監督
ライン・プロデューサー
音楽プロデューサー
キャスティング
SFX/VFXスーパーバイザー
[c]2009「風が強く吹いている」製作委員会 [c]キネマ旬報社
往路・復路で10人、色々なランナーがいます。
チームをまとめる人、才能のある人、計算に長けている人、かつて神童と呼ばれた人、外人、双子、留年、漫画オタク、クイズ王。
そして監督と女子マネージャーと犬。
仲間が協力し合って箱根駅伝を目指す物語が熱いです。勿論めいっぱい努力します。
爽やかに感動できます。
二日酔いで始まり
箱根駅伝のテレビ中継鑑賞で
スッキリと明けるのが我が家のお正月。
走るのは、たった一人。
でも、たすきを繋ぐ団体戦。
「この作品云々ではなく、箱根駅伝が元々感動的なのだ」と言う
レビューを読ませていただきましたが、確かにそうですよね!
ただ走ってるのを見るだけなのにすごく引き込まれる。
駅伝そのものが「筋書きの無いドラマ」だと思います。
ひとりの素晴らしいリーダーによって目覚め
目の前の目標をとにかくクリアしながら
ひとつひとつ階段を登って行く10人。
(リーダー役の小出恵介くんはじめキャスト10人がいいのです!)
笑いもあり、おーおーそんなんで大丈夫なの?と
突っ込みどころも、多々あります。
でも、いつしかスッポリとはまり込み
いよいよ本選!のあたりからは
例年、TVで鑑賞しているのがドラマなのか
何だか訳がわからなくなるほど感情移入していしまい
細かな裏の様子(次に走る選手の居る位置とか)もわかって
「駅伝」が、今まで以上に好きになりました。
特に、私は橋本淳くんが大好きなので
すっかり和久井ママの気持ちになってしまい
「もう、やめて~~」と、声を出しそうになってしまいました。
(『ちりとてちん』以来、何となく二人が親子のイメージ
実際、本作で和久井さんの声が聞こえた時はビックリしました)
そして復路の爽やかさと言ったら!!
走(林遣都くん)が「風」になったように感じました。
でも、ゴール地点は、ちょっとやりすぎ?
あそこまでやるなら、ストーリーにもう一工夫欲しかったかも…
走が、何度も口にするように
「本当は、こんなもんではない」
確かに現実はそう甘くはない!
実際、血のにじむような練習を重ねて
本戦に登場されるランナー
来年のお正月は、さらに熱く応援したいと思います。
でも、その中に「寛政大学」を探してしまうかも・・・
たぶん実際に陸上競技をやってる人からするとぜんぜん甘いと思う。でもそれ以上に、心を合わせて目標に向かって進んでいく姿勢が感動を与えてくれる。
原作を読んでもう一度観ることをお勧めします。