白いリボン|MOVIE WALKER PRESS
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白いリボン

2010年12月4日公開,144分
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09年のカンヌ映画祭でパルムドール大賞に輝いた、巨匠ミヒャエル・ハネケ監督による人間ドラマ。第一次大戦前夜のドイツ北部のとある村を舞台に、医師の落馬事故をきっかけに起きる不可解な事件の数々をモノクロ映像で描き、人々の悪意や憎しみを浮き上がらせる。

予告編・関連動画

白いリボン

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

北ドイツの小さな村である日、ドクターが落馬して大ケガを負う。木と木の間には針金が張られていたが、翌朝には消えていた。その日を境に、小作人の妻が事故死したり、男爵家が火事になったりと不審な出来事が相次ぐように。村の人々は誰の仕業なのか、みんながお互いに不信感を募らせ、次第に村人たちの素の顔が明らかになっていく。

作品データ

原題
Das weisse Band - Eine deutsche Kindergeschichte
映倫区分
G
製作年
2009年
製作国
ドイツ オーストリア フランス イタリア
配給
ツイン(提供 デイライト=ツイン)
上映時間
144分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.1
  • まこと

    3
    2013/3/10

    銀座テアトルシネマ ミヒャエル・ハネケ監督作品2夜連続オールナイトで鑑賞

    これは…どうなんでしょう
    僕には、よく理解できませんw

    多分、この映画を理解するためには、1913年、つまり第一次世界大戦直前のドイツの社会環境とかを知らないといけないのでしょう
    まあ古い欧州映画とかは、だいたい、この手の知識や情報が無いと正確な理解ができなかったりするんですが…この作品って、公開からまだ3年しか経ってないんだけどw
    この時代に、こういう映画を作って、ちゃんと評価できるんですか…欧州の映画ファンも大したもんですねえ
    て…このサイトでも、レビューの評価高いですねw
    日本の映画ファンも、これを理解できますか…そうですか…

    結局、この映画が描いてるのって、全て表面的な事実だけなんですよね
    色々な事件が起きて、それは誰がどんな動機でやったの?ってなるけど、ハネケが描きたいのはサスペンスやミステリーじゃなくて、あくまでも人間ドラマなんでしょうね
    しかも、小さな村の中で、それぞれの大人、子ども、家族が抱える闇みたいな部分をチラ見せするだけw
    そこから先は自分で考えろって事ですか…まあ、その突き放した感じが、彼のスタイルなんでしょうが

    この手の映画だと、何かのメタファーが隠されてたりするのが定番ですが…今は昔みたいに検閲がある訳じゃなし、そこまで隠す必要もないよなあw
    もし、何かあるとしたら、監督の遊び心なんでしょうかね…

    あと、登場人物の多さにも圧倒されますよw
    大人は辛うじて整理できても、子供とかねえ…もう誰が誰で、何した人だったか…覚えとくだけでも大変です
    1回観ただけじゃ、とても理解できないと思うんだけど…これは僕の能力の問題なんでしょうか;;

    まあ、映画を観て、色々とゴチャゴチャ考えたり、想像したり、深読みするのが好きな人は、こういう映画を観るのもアリなんじゃないでしょうか
    でも…普通の映画ファンが観て、楽しめる映画じゃないと思いますよ
    少なくとも、最後までスッキリしないし、モヤモヤもまったく解消されませんからw

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  • たっかん

    4
    2012/3/17

    ドイツの小さな村で、ドクターの落馬事件・キャベツ畑荒らし事件、少年虐待事件など不可解な事件が次々と起こるとともに、村民たちの間で不安や猜疑心や悪意などが渦巻く世界をモノクロームで描写した一度観たらまた観たくなる作品である。

    また観たくなるのは、さまざまな事件のほとんどがスッキリすることなく、観客によって解決させるように考えさせられる作品だからではないだろうか。

    どうも「映画を観てスッキリできずに気になる作品」というのは、繰り返し観たくなるもの。
    ミヒャエル・ハネケ監督は、そんなことを考えずに本作を完成させたと思うが、機会あるごとに観ることになりそうな作品がまた一本増えた。

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  • ma_maru

    5
    2012/1/18

    「ファニーゲーム」でカンヌ映画祭の観客を途中退出させたことのある、嫌な映画を撮らせたら右に出るものがいなほどの映像作家です。

    その最新作というくらいなので、当然、嫌な後味を余すところなく味あわせてくれます。テーマは悪意。

    この監督はいつもそうです。その文脈に自発的に乗って映画を読み解こう、という気持ちがあればかなり充実した時間を送れます。それは間違いないです。

    しかし、そのような態度ではなく、「何となく評判なので観てみようかな」という感覚で観ると、「この監督は何が言いたいのだ?はっきりしろよ。」という気持ちになります。

    そう、それはまるで、「ファニーゲーム」で初めて味わったあの感覚です。それは、悪意そのものに初めて遭遇した衝撃です。

    最初は不愉快でしょうがなかったです。自分の中での落としどころが見つからなくてイライラしました。「こんなムカムカする感情を頭の中に投げつけられてどうすりゃいいんだよ」と正直思いました。何で監督はこんな不快だけの嫌な映画を撮ったのか。不思議でなりませんでした。

    ハネケ監督を初めて観た人はこのような最初の"禊"を受けることになります。このような感情の揺れが好みでない人もいるかもしれません。またやみ付きになる人もいるかもしれません。

    しかし、監督はそういう観客の好みなどお構いなしに、ただ、監督が訴えたい「感情そのもの」を容赦なく投げつけてきます。ある意味問答無用の体験です。
    そういう意味でなぜか覚悟を決めて観る映画なのかな、と思います。

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