自分たちが理想とする介護を実現しようと、若者たちが立ち上げた7つの介護施設・事業所の日常と、彼らが主催・出演したトークセッション『Love & Peace & Care 2010 in ヒロシマ~介護バカの集い~』を記録したドキュメンタリー。監督は、「ただいま それぞれの居場所」の大宮浩一。
ストーリー
20世紀と21世紀の歴史を象徴する場所と日付である2010年9月11日、広島で、“介護バカ”を自称する若者たちが集まり、トークセッション『Love & Peace & Care 2010 in ヒロシマ~介護バカの集い~』を開催した。広島・通所介護事業所玄玄代表・藤渕安生、大阪・祥の郷管理者・細川鉄平、広島・デイサービス榎町代表・武井桂子、茨城・デイサービスセンターこてっちゃん家代表・高橋知弘、愛媛・デイサービスセンター池さん代表・池内大輔、千葉・いしいさん家代表・石井英寿、千葉・井戸端げんき理事長・伊藤英樹ら、自分たちが理想とする介護を実現しようと介護施設・事業所を立ち上げた彼らは、介護だけにとどまらず、歴史、文化、哲学など、縦横無尽にトークを繰り広げた。人の老いや死に日々向き合い続けている彼らの発言は、新しい生き方、新しい価値観を観客に予感させた。そして、それを実践する彼らの日常の喜びや葛藤にも、カメラを向けていく。