吉井一肇
ニシムラアキオ
西村滋の自伝的ロングセラー小説を映画化。お菓子への憧れを胸に、孤児の少年がさまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら混乱期を懸命に生き抜く姿を映し出す。監督は『ふみ子の海』などの近藤明男。主人公のアキオを演じるのは、映画初出演となる吉井一肇。いしだあゆみ、林隆三、高橋惠子ら実力派俳優が脇を固める。
※結末の記載を含むものもあります。
昭和17年。孤児院を脱走したアキオは、ついに感化院に入ることに。指導員からのスパルタ式教育を受けるアキオの救いは、陽子先生の歌う「お菓子と娘」という歌だけだった。やがて、フサノという女性に引き取られることになったアキオだったが、フサノが彼を労働力としか見ていないことを知り、ショックを受けて家出してしまう。
ニシムラアキオ
ハマダヨウコ/ニシムラカナ
トオヤマケイジ
トオヤマシズコ
ワカマツセンキチ
マツオハルヒコ
イジュウインテツタロウ
コクブンガクインインチョウ
シドウインシゲタ
シドウインクマガヤ
トミコ
トクサン
オガミモンザブロウ
ウメムラカショウ
オガミモンジャク
オオタニカンタ
ユメヤッコ
オミツ
ケイカンヒラタ
ヒゲノケイサツカン
メガネノチュウネンオトコ
ジーアイ
ニッケイニセイツウヤク
オサゲノチュウガクセイ
ノダフサノ
エグゼクティブプロデューサー
企画
原作
脚本
脚本
脚本、監督
撮影
照明
録音
美術
装飾
美術監修
衣装デザイン
衣装デザイン
衣装デザイン
スチール
音楽
編集
効果
効果
音楽プロデューサー
歌唱指導
技術プロデューサー
スクリプター/記録
監督補
ライン・プロデューサー
助監督
助監督
演技事務
ヘアメイク
ヘアメイク
B班撮影
アソシエイト・プロデューサー
[c]2011「エクレール・お菓子放浪記」製作委員会 [c]キネマ旬報社
食い意地の張ってる私は、映画を見てる最中から
エクレアが食べたくて、映画が終わったら
買って帰ろうと思って、きっちり買って帰宅したとたん
頂きました。
戦争映画は数々あれど、こんな切り口の映画は
初めてではないでしょうか。
物心ついたら、孤児院にいた少年から見た戦争、
戦後の混乱をたくましく生きる、すさみがちな気持ちのなかに,感化院の陽子先生との思い出がうまく描かれてると思いました。
少年を引き取る石田あゆみ演じる老女 さすがにうまいですね。
最後の現在の落ちはちょっと意外でした。
お菓子の好きな子供がお菓子職人になる過程を描いているのかと思ってたら少し違ってました。
主人公がエクレアを作るところは描かれていません。
戦時中から戦後にかけて主人公の子供の頃、苦しかったこととか、希望が見えたこととか、人の愛情を知ったことなどが細かく描かれています。
反戦映画のようにも見えますが、やはり子供の成長や人との絆を描いている映画です。
主人公の演技が少しオーバーで鼻につくところはあります。
ですが、周りを演技派の豪華俳優陣が固めているので大丈夫。
ただ、「お菓子の好きなパリ娘」の歌は耳タコになるかも。