十五代目片岡仁左衛門
カワチヤヨヘエ
2009年6月に行なわれた歌舞伎座さよなら公演の1つで、1709年に近松門左衛門が書き下ろした名作「女殺油地獄」をHD高性能カメラで撮影し、デジタル上映する。大阪を舞台に油屋の放蕩息子の孤独と狂気を片岡仁左衛門が演じる。借金に追い詰められた与兵衛が衝動的にお吉を殺す大立廻りが見どころ。
大阪天満の油屋河内屋の息子・与兵衛は店の金を持ち出しては幼なじみの芸妓・小菊に入れあげていた。金策に困り、家族に暴力を振るった与兵衛は母親に勘当を迫られ、自暴自棄になり家を飛び出してしまう。同業の七左衛門の女房・お吉から金を工面するも、次第に借金はどうしようもなくなり、しまいにはお吉を手にかけてしまう。
カワチヤヨヘエ
テシマヤオキチ
ヤマモトモリエモン
ムスメオミツ
オグリハチヤ
イモウトオカチ
ハケノヤゴロウ
カイシュノゼンベエ
アニタヘエ
チチトクベイ
ゲイシャコギク/ハハオサワ
テシマヤシチエモン
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