小さな池 1950年・ノグンリ虐殺事件:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
小さな池 1950年・ノグンリ虐殺事件
小さな池 1950年・ノグンリ虐殺事件
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小さな池 1950年・ノグンリ虐殺事件

2011年5月28日公開、86分、戦争/社会派/韓国
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朝鮮戦争当時発生した米軍による一般市民に対する無差別爆撃事件“老斤里事件”。長い間真相が明かされずにいたこの事件を、2000年のピューリッツァー賞を受賞したAP通信の記者たちによる事件の調査記録などを元に映画化。「黒く濁る村」のカン・シニル、「グッド・バッド・ウィアード」のソン・ガンホなどが出演。

ストーリー

朝鮮戦争開戦の1950年7月。朝鮮半島の腰ほどに位置した谷間の村デムン・バウィゴル。小学校では、世の中の動きなど何も関係ないように、チャンイとその友だちが全国合唱コンクールのために準備を進めていた。そして、いつものように道に出した縁台で涼む老人たち。村は何もないいつも通りの平穏な日常に包まれていた。しかし、米軍が北朝鮮軍に敗れ、戦線は村の近くまで移動してきたことで、危険に直面した村に避難命令が下る。取るものもとりあえず避難を始める住民たち。米軍が保護してくれると信じるデムン・バウィゴルの人々は、7月の強い日差しのもと、米軍の指示に従って続々と南下。だが、村人が寄せた信頼とは裏腹に、頭上からは米軍機の投下した爆弾が降り注ぎ、間もなく機銃掃射が開始された。双窟橋(サンクルタリ)の下に逃げ込み、身を伏せる村人たち。橋の下から出たものは容赦なく撃たれ、ついには防御陣地にいた兵士たちは橋の中にも乱射を始める。村人たちは、自分たちに銃口を向けられる理由もわからず、次々と倒れていく……。それは、避難民の中に民間人を装った敵軍が侵入したという未確認情報を入手した米軍が、その通過を阻止する目的で、南下を急ぐ避難民に向って空爆を強行したものだった。7月26日から29日までの間、爆撃に生き残った 300余名の生存者は線路下の双窟橋に閉じ込められたまま第1騎兵師団、7騎兵連隊、2大隊からなる軍隊の攻撃を受ける。300名近い双窟橋の避難民のうち、最後まで生き残ったのは25名。彼らは死体を盾の代わりとし、血の水を飲みながら生き延びたのだった。

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作品データ

原題
A LITTLE POND
製作年
2010年
製作国
韓国
配給
「真!韓国映画祭」配給委員会(キノアイジャパン=シネマスコーレ)
初公開日
2011年5月28日
上映時間
86分
ジャンル
戦争社会派韓国


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