![五代目坂東玉三郎](/img/common/temporaryImage.png)
五代目坂東玉三郎
オンナ
坂東玉三郎が泉鏡花の幻想文学を演出、主演を兼ねた「泉鏡花抄」シリーズ第2弾。中村獅童扮する僧に想いを寄せる魔性の美女の怨念を、幻想的に描き出す。舞台公演とは別に、シネマ歌舞伎として新たに舞台上で撮影された映像にロケーション素材などを追加。恐ろしくも美しい泉鏡花の世界に、多角的なアプローチを試みている。
飛騨から信濃へ向かっていた修行僧の宗朝は、山中で道に迷ってしまう。たどり着いた一軒家で宿を乞うと、中から美しい女が出てきて、宗朝を川へ連れて行く。宗朝が川の水で体をぬぐっていると、女が背中を流し始め、ついには着物を脱いで寄り添ってくる。宗朝は沸き上がる煩悩を抑えようと一心不乱に経文を唱えるのだった。
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