監督、製作、企画
“介護”や“ケア“と呼ばれる営みの中で、利用者と介護スタッフたちが共につくりあげた“それぞれの居場所”を見つめるドキュメンタリー。企画・製作・監督は「無常素描」の大宮浩一。
ストーリー
埼玉県坂戸市の老舗の福祉施設、若者が立ち上げた千葉県木更津市の宅老所、青森県北津軽郡のデイサービスセンター、そして、東日本大震災に見舞われた岩手県宮古市にある介護付有料老人ホーム、真夏の被災地で始まった宮城県石巻市の寄り合いサロン。ここでは“老い”や“死”と向き合うことで培われた、それぞれの“生”への想像力が息づいている。人と深く関わることのよろこび。人生最期の時間をともに過ごし、その瞬間に立ち会う若いスタッフたちの葛藤。そして、家族の想い。すべてがないまぜとなって、私たちが今まさに生きている季節を彩り豊かに映し出す。