
服部知
ハヤシ
邦画、テレビドラマで活躍中の人気脚本家・渡辺あやの脚本世界を、京都出身の若き監督・小林達夫の視点で描いたドキュメンタリー映画。舞妓を巡り、今までにない視点から京都を描いた青春映画となっている。音楽は向井秀徳プロデュースのバンドSuiseiNoboAz。自主制作・自主配給のDIYで京都での先行公開(2011/3/19)に次いでの東京公開(2012/5/5)となる。
※結末の記載を含むものもあります。
「あるときすれ違った、見習いの舞妓にまた会いたくて、友達に内緒で街中を探しまわった」高校生のハヤシは、京都の過去や伝統には興味がなく、ある喫茶店オーナーの「新しい芸術空間をつくろう」という構想に魅せられ、外国人観光客を騙してはお金を稼ぎ、資金づくりに励んでいた。だが、あるときすれ違うこととなった、田舎から出て来て舞妓見習いをしている女の子<カントリーガール>に恋心を抱いたのを堺に、仲間同士の関係、オーナーとの計画、日常が少しずつゆらぎ始める…。
[c]2010 Tatsuo Kobayashi, Aya Watanabe [c]キネマ旬報社