戦艦バウンティ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
戦艦バウンティ
戦艦バウンティ
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戦艦バウンティ

1962年12月22日公開、178分
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世界の海洋史上に最も有名な反乱事件を描くスペクタクルもの。海洋冒険作家チームのチャールズ・ノードッフとジェームズ・ノーマン・ホールの3部作に基いて「死の接吻(1947)」のチャールズ・レデラーが脚本を書き、「オーシャンと十一人の仲間」のルイス・マイルストーンが監督した。撮影は「ベン・ハー(1959)」のロバート・サーティースで、タヒチ島及び周辺の島々で約1年間のロケを行った。音楽は「リリー」のブロニスロー・ケイパー、製作は「ウィンチェスター銃'73」のアーロン・ローゼンバーグである。出演者は「片眼のジャック」のマーロン・ブランド、「息子と恋人」のトレヴァー・ハワード、舞台俳優のリチャード・ハリス、ポリネシア人の踊子タリタ、「ベン・ハー(1959)」のヒュー・グリフィスなど。

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ストーリー

1814年、南太平洋沖合に錨を降した英国軍艦に、名も知らぬ島から若者2人が丸太舟で近寄り、艦長達を島へ案内してアレグザンダー・スミス(ヒュー・グリフィス)という白人の老人に会わせた。昔戦艦バウンティに乗り組んでいたという彼は、反乱後忽然と姿を消したバウンティ号にまつわる驚くべき事実を語った。――バウンティ号が英本国を出帆したのは1778年12月、タヒチ島からジャマイカまで、パンの苗木を運ぶためだった。庶民出の艦長ウィリアム・ブライ(トレバー・ハワード)は熟達の航海家で、一日も早くタヒチに着きたい一心から部下に目に余る仕打をした。一等航海士フレッチャー・クリスチャン(マーロン・ブランド)も優秀な海軍士官だが大地主の息子の彼はブライとは肌が合わず、ブライに反感を抱く部下達の肩をいつも持った。常に反乱の危険をはらんでいた航海も、タヒチ島に着いてからは南海の島の魅力がすべてを忘れさせた。クリスチャンは酋長の娘マイミチ(タリタ)と愛し合い、ほかの乗組員達も島の娘と陽気な日々を送っていたが、集められたパンの苗木が4カ月間は動かせないと注意されたブライだけは不機嫌だった。男たちは次第に島から去り難くなっていた。反乱が勃発したのはタヒチを出て間もなくだった。ブライは島で空費した時間を取り戻そうとジャマイカ直行を命じ、食糧割当てを半減した。苗木が水不足から萎えたので節水を強行したことからクリスチャンとブライのけんかになりこれが反乱の口火となった。クリスチャンをリーダーとする反乱は成功し、ブライと彼に従う18名は小舟で海上に追放された。タヒチに引き返した一同を酋長は反徒として上陸を拒否したが、マイミチやほかの娘たちは彼らと新しい島ピトケアンに楽園を作ろうとした。幸福な生活が数カ月間続いたが、クリスチャンが心を砕いたにもかかわらず白人と島人との間に反目が起こり、バウンディ号を修理して文明社会に帰ろうとする白人も出てきた。思いあまったクリスチャンは深夜艦の焼捨てを計った。その火焔が合図のように白人とタヒチ人との間に激闘が起こり、白人の生き残ったのはスミス唯一だった。

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作品データ

原題
Mutiny on the Bounty
製作年
1962年
製作国
アメリカ
配給
MGM
初公開日
1962年12月22日
上映時間
178分
製作会社
アーコラ・プロ映画


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