けの汁:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
けの汁
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けの汁

2012年7月28日公開、33分
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亡き妻の想いを伝えるべく東京に出て行った娘のために郷土料理の「けの汁」を作る父親を描く短篇ドラマ。監督・脚本は「デンデラ」などの助監督を務めた千村利光。出演は「エクレール・お菓子放浪記」の三上寛、「コキーユ 貝殻」の浜丘麻矢、小林あずさほか。つがる市の2011年『東北新幹線全線開業後の観光客誘客』事業として制作された。2011年5月14日より青森・つがるシネマヴィレッジ8・イオン柏にて先行上映。2012年7月28日より、東京・新宿K's Cinemaにて開催された「三地映画~つがる・なごや・きょうと~」にて上映。

ストーリー

青森県津軽地方。人口4万弱が暮らすつがる市は、津軽富士と謳われる岩木山の麓にある。つがる市では毎年お盆の時期に馬市まつりが行われ、夏の終わりをつげる。変わらぬ日常、変わらぬ時間を過ごす修市(三上寛)にとって、馬市まつりに妻の花枝(浜丘麻矢)が変わらぬ姿で還ってくるのもいつもの出来事。高校時代に修市(若き修市役:石田法嗣)は、東京から津軽へ転校してきた。その時、最初に優しく声をかけてくれたのが花枝で、後に生涯の伴侶となる。修市と花枝は幸せだった。そんな二人に悲劇と喜劇が訪れる。花枝が愛娘、千恵(小林あずさ)を出産し、この世を去った。都会生まれの修市にとって、花枝が残した家と愛娘だけが、津軽をつなげる。それから28年。花枝が残した千恵も、今では東京暮らし。今年も馬市まつりがやってくる。例年、この時期はどの家も、親戚一同帰郷し、顔を揃え、お互いの無事を一喜一憂する。修市の家でも、母娘が揃う。いつもと感じが違うのは、娘の千恵が東京から婚約者(天野浩成)をつれて帰省するという。愛した妻、花枝は、もうこの世にはいない。妻が残したかった思いは、故郷に残したまま…。母親を知らない千恵。修市は母親である、妻の花枝の代わりに「けの汁」で思いをつなぐ…。

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作品データ

製作年
2011年
製作国
日本
配給
ニューシネマワークショップ
初公開日
2012年7月28日
上映時間
33分
製作会社
つがる市フィルムコミッション=ザフール


[c]キネマ旬報社