壇蜜
カナ
ベストセラーとなったサタミシュウのSM青春小説を、29歳でグラビアデビューした壇蜜を主演に迎えて映画化した官能ドラマ。既婚のOLがSMにはまり、別の男性の奴隷となっていくさまがひとりの青年の目線を通して描かれる。壇蜜がフルヌードを披露するなど、過激なシーンが次々に登場する。ヒロインに恋する“僕”を演じるのは真山明大。
※結末の記載を含むものもあります。
出版社に転職し、先輩の香奈に一目ぼれした僕は、彼女を落とそうと必死にアプローチするも、まったく振り向いてもらえない。だがある日、彼女からの思いがけない一言で一晩を共にすることに。以降、僕と香奈は奇妙な関係を続け、ある日、僕は彼女の自宅で不審なビデオを発見する。そこには彼女の驚くべき姿が映し出されていた。
監督
原作
脚本
音楽
主題曲/主題歌
プロデューサー
プロデューサー
撮影
美術
照明
録音
編集
助監督
制作担当
[c]2012 角川書店 [c]キネマ旬報社
原作は、だいぶ前に読みました。
本作は、原作にそって描かれているように思います。
ポルノやエロ映画を期待されるのであれば、AVをご覧になった方が良いと思います。
この映画は、あくまでもSM・・・それも、プレイそのものではなく、精神的支配を表現しようとした点で、これまでには無い作品になっているように思います。
世の流れで、エロ表現や描写を織り交ぜていますが、主題はそんなところにはありません。
また、物語はあくまでも例示であって、言葉をそのまま受けてしまうと、何のことやらわからないでしょう。
想像力が必要です。
原作のイメージとは異なりましたが、板尾さんの演技はハマってました。
もちろん、主役の壇蜜さんも。
残念なのは、映像の修正ですね。無修正版で見たら、感情移入もさらなるものだったかもしれません。
内容が内容なだけに、万人に受ける作品ではありません。
作品が秀逸であればあるほど、マニア受けが高くなると考えて頂ければよろしいかと思います。
私は、深く考えさせられました。
また、本作を見て似非サディストが増えないことを祈ります。