
ポール・ダノ
カルヴィン・ウィアフィールズ
スランプに陥った作家が、目の前に現れた小説の主人公の女性と恋に落ちるファンタジックなラブストーリー。出演は「カウボーイ&エイリアン」のポール・ダノ、本作の脚本も執筆したエリア・カザンの孫ゾーイ・カザン(「恋するベーカリー」)。監督は「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス。
※結末の記載を含むものもあります。
カルヴィン・ウィアフィールズ(ポール・ダノ)は、19歳で天才作家として華々しくデビューしながら、その後10 年間、ベストセラーを出せずに自信を失っていた。周囲に心を閉ざした彼が親しく話をするのは兄のハリー(クリス・メッシーナ)とセラピストのローゼンタール博士(エリオット・グールド)、犬のスコッティだけ。セラピーの一環で大好きな人のことをレポートに書くよう指示されたカルヴィンは、その夜、夢に見た素敵な女の子を主人公に小説を書き始める。その女の子の名前はルビー・スパークス。まるで彼女に恋したかのように小説を書き進めるカルヴィン。ところがある朝、彼が目を覚ますと、キッチンにルビー(ゾーイ・カザン)が立っている。それが夢ではないことを知ったカルヴィンは大喜び。これが、ルビーと過ごす楽しい日々の始まりだった。“フランス語が堪能”と彼が書けばフランス語を流暢に喋るなど、小説通りに振る舞うルビー。彼女が想像の産物であることを知っているのはハリーだけ。しかし、彼女を愛するカルヴィンは、2人の関係を壊さないためにと、小説の執筆をやめてしまう。自由奔放な母、ガートルード(アネット・ベニング)、その恋人モート(アントニオ・バンデラス)ともすぐに打ち解けるルビーだったが、周囲と関わろうとしないカルヴィンに寂しさを覚えた彼女は、やがて距離を取るようになる。新しい仲間たちと交流するルビーの姿に、みじめな気分を味わったカルヴィンは、再び小説を思うように書き替えてゆく。ぎくしゃくする2人の関係は、カルヴィンに嫉妬する作家、ラングドン・サープ(スティーヴン・クーガン)の出版記念パーティーで転機を迎えた。下着姿でプールに飛び込もうとするルビーを咎めるカルヴィンに対し、彼女はカルヴィンが自分に干渉しすぎると怒り、家を出て行こうとする。ついにカルヴィンは、ルビーが自分の創作物だと彼女に告白してしまう……。
カルヴィン・ウィアフィールズ
ルビー・スパークス
モート
ガートルード
ラングドン・サープ
ローゼンタール博士
ハリー
メイベル
サイラス
スージー
ライラ
監督
監督
脚本、製作総指揮
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影監督
音楽
プロダクション・デザイン
編集
衣裳デザイン
キャスティング
キャスティング
音楽監修
字幕
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