アラスカ珍道中:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
アラスカ珍道中
アラスカ珍道中
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アラスカ珍道中

1949年2月公開
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「モロックへの路」と同じくピング・クロスピー、ボブ・ホープ及びドロシー・ラムーアが主演する「道中もの」第4作で1945年作品である。ボップ・ホープの出し物の作者ノーマン・パナマが共同作者メルヴィン・フランクと共に書きおろした脚本から、「モロッコへの道」まで助監督であったハル・ウォーカーが監督し、「我が道を往く」のライオネル・リンドンが撮影している。助演者は「青春の宿」のヒラリー・ブルック、「オペラ・ハット」のダグラス・ダンブリル、「ゾラの生涯」のメバート・バラット、「肉体と幻想」のロバート・ベンチリー等。

ストーリー

サンフランシスコの片ほとりに、悪の華と恋の花が乱れ咲くといわれるハーバリー・コーストが栄えていた頃のことである。デューク・ジョンソンとチェスター・フートンという若者ふたり、奇妙にウマの合う親友でもあり喧嘩友達でもあるところから、相棒となってイカサマ賭博を開帳しては、世間にカモは尽きないと見、いつか金も大分たまって来た。ところがスペリーとマッガークという悪漢が、其筋に追われて逃げて来たためにデュークとチェスターのイカサマまでもすっかりバレとしまい、2人は尻に帆かけて逃亡した。デュークは黄金の花が咲くアラスカを志し、チェスターはニューヨークへ行きたがった。デュークはチェスターを巧く丸め込んで、アラスカ行の船に2人で乗り込んだまではよかったが、どうした事か2人とも大切な預金を失ってしまう。仕方がないので船員に雇ってもらって、ともかくもアラスカへ行くこととなる。この船に例の2人組悪漢も乗っており、デューク等は、2人組の船室を掃除中、金鉱の地図を発見してちょうだいに及ぶ。その地図は悪漢2人がラティマーという男を殺して奪ったもので、さらにその地図は踊り子サルの父が発見した金鉱の見取図であり、サルはスペリー等の跡をつけ、取り返そうとしている問題の地図である。デューク等はスペリー等にかぎつけられたが、巧みに逃れてアラスカに上陸する。サルはアラスカでクロンダイクの親分といわれるエイス・ラーソンのキャバレーに行き、事をわれて頼むと、エイスは色仕掛で取るのが早道だと策を授ける。サルの手から奪う企みは胸にたたんで知らぬふりだ。サルはデュークよりもチェスターがだましやすいので、専ら彼を狙いつつ、2人を追って北方の奥地へ。スペリーとマッガークももちろん追跡する。そしてある日、不思議な運命は地図をめぐる男女全部をカチ合わさせ、しかも大自然の悪戯は氷の裂け目で、サルとチェスター、デュークと悪漢2人組に引き離した。それからちょうど40年たった。チェスターとサルは、ニューヨークでも屈指の金満家夫婦といわれている。その大邸宅に訪れて来たのは40年間生死不明だったデュークである。彼がいかに奇跡的に悪漢共の区手をのがれたかを話し終わったところへ、チェスター第2世が現れた。彼は不思議やデュークに行き写しではないか。物も得言わずデュークが第2世の顔を見つめると、チェスターがすまして説明した。これは養子なんだよ。

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作品データ

原題
Road to Utopia
製作年
1945年
製作国
アメリカ
初公開日
1949年2月
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社