小さいおうち|MOVIE WALKER PRESS
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小さいおうち

2014年1月25日公開,136分
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第143回直木賞に輝いた中島京子の同名ベストセラー小説を、名匠・山田洋次監督が映画化したミステリアスなドラマ。とある一家で起きた恋愛事件の行方を見守った1人の女中。60年後、彼女がつづったノートを手にした青年によってその出来事が紐解かれていくさまが描かれる。女中を黒木華、一家の若奥様を松たか子が演じる。

予告編・関連動画

小さいおうち

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

昭和11年。田舎から出てきたタキは、東京郊外に建つ少しモダンな赤い三角屋根の小さな家で暮らす一家の元で女中として働くように。若く美しい奥様・時子、夫の雅樹、息子の3人家族は穏やかな毎日をすごしていたが、板倉という1人の青年の出現により、時子の心は揺れていく。タキは複雑な思いを胸に、その行方を見つめ続ける。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2013年
製作国
日本
配給
松竹
上映時間
136分

[c]2014「小さいおうち」製作委員会 [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    お水汲み当番

    5.0
    2020/7/19

    登場人物はごく少数、美術にもコストは掛かっていない……のですが、なんとなんと少数精鋭の俳優たちの上手いこと上手いこと。

    これって、ハリウッド流に対する反骨っていうか、「CG使えばなんだって大作にできちゃうぜウヒヒヒ精神」の対極を行く、本物の映画人による、本物のドラマ、本物の演技の力を心地よく堪能できる映画でした。

    ハリウッド流では、エンドロールに出てくる映像って、NG集だったりしますよね。

    でもこちらは、エンドロールに出てくる映像こそ、珠玉のように大切で、力を入れて撮影した、まさにストーリーの肝となる、しかも未見のシーンばかりなんですよ。

    これを見て、私は確信したわけです。
    これは山田監督による、ハリウッド流に対する宣戦布告なんだな、とね。

    黒木華さんがエンドロールで初めて2階に登った時の、視線の配り方。
    もう、それだけでメッセージが観る側に伝わってくるのです。
    これぞ映像の力!
    ほんとうにていねいな作りの、素晴らしい作品でした。

    ※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。

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  • rikoriko2255

    ミチさん

    4.0
    2014/3/16

    題名に込められた意味は、そういうことでしょうか。
    戦前から戦中にかけての市井の人々の思いが語られた小品です。あの当時、皆何を考え、何にすがって、また何を希望として生きていたか。現在を生きる意味を問い直すことでもあります。
    さて、作品として考えると、ちょっと現代(平成)の部分が余計かなという気がします。もちろん、倍賞千恵子や妻夫木聡の演技は素晴らしいものですし、現代の観客にわかり易くという視点も良いのですが、やはりお話としては、昭和の部分で完結していますので、それはそれで良かったのでは、と思います。
    それにしても倍賞千恵子は『すべては君に逢えたから』でも同じような役割をしていましたが、こういう役が本当にうまいですね。良い女優さんです。
    妻夫木聡は「泣き男」としての本領発揮です。やはりはまり役です。
    おっと、黒木華、受賞おめでとうございます。これまでにも随分いろいろな役で出ていたんですね。申し訳ありませんが、知りませんでした。これからも精進して下さい。

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  • rikoriko2255

    Orca

    5.0
    2014/3/1

    昭和初期の裕な日本が描かれており、日本は戦争に負けたと改めて感じます。
    松たか子さんを好きなので観たいと思ったのですが、華さんの演技の繊細さにも魅せられました。

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  • rikoriko2255

    kin_chan

    5.0
    2014/2/10

    日本が戦争に向かう時代、東京の山手でとある企業の重役の平井家の女中として仕えたタキの自叙伝をもとに描かれる。
    平井家の妻の時子を演ずるのが松たか子、女中のタキを演ずるのが黒木華。
    どっちも美人ですねえ~~。

    その平井家に、会社の若手の板倉が出入りするようになる。

    その板倉に時子が淡い思いを抱く様に・・・。
    会社の社長の計らいで、板倉に見合いの相手を世話するように言われた平井家。
    その間を取り持つようになった時子だが、複雑な思い・・・。

    板倉の下宿に見合いの話しで行く中で次第に深い関係に・・・。

    やがて日本の戦争も泥沼になっていき、目の悪かった板倉にも赤紙が来ることに。
    徴兵される前の日に板倉に会いに行こうとする時子を止めるタキ。手紙をしたためるようにアドバイス。
    しかし、タキはその手紙を板倉には届けなかった。

    タキにも板倉への淡い思いがあったのだ。
    女中という立場で、決してそのことは言い出せなかったのだが、手紙を届けないってことがせめてもの思い。

    現在のタキを演ずるのが倍賞千恵子。
    「母べえ」の時は実年齢より30才以上若い母親を演じていて違和感はなかったのですが、今度は90才ちかくのおばあさん。
    これも美人の役得ですねえ~。

    また、いつもなら戦争反対を説く倍賞さんですが、今度は南京大虐殺(南京陥落)でのデパートの大売出しを喜ぶようように描かれています。
    逆に孫の方が倍賞さんを諭しています。
    これも逆パターンで面白いですね。

    最後に若者の板倉を演じたのが、吉岡秀隆。
    これも意外な役柄で面白かったですね。

    結局、タキは死ぬ直前に自叙伝を書くまで、平井家の秘密を守り通したのです。
    自分と板倉との恋も・・・。

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    ネタバレあり
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  • rikoriko2255

    パライバ

    5.0
    2014/1/26

    山田監督の作品でお馴染みの手堅い出演者が多く安心して見ていられる。
    若き日のタキちゃんにも老いたタキさんにもそれぞれ感情移入させられてしまう。好演。
    かつての日々を掘り起こしていく健史役の妻夫木聡さんが出しゃばらず、さりとて存在感を示し、健史と共にぐいぐいと在りし日の話に引き込まれる。妻夫木さん主演の大河ドラマのDVDがほしくなってしまった。

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  • rikoriko2255

    KI-ki

    4.0
    2014/1/25

    当時の生活と戦争の悲惨さが、緩やかに伝わってくる作品
    時子の真っすぐな想いと、女中としてのタキちゃんの想い。
    誰の想いが深いかなんて…そうじゃなく、素直な想い。
    タキちゃんの想いは、小さいおうちを守る為だけだったのでしょうか…
    それは、おばあちゃんの涙で語られる。

    山田洋次監督はきっと人間が大好きな方なのでしょうね…
    そして山田組の方達は映画を愛してやまない方々なのでは…
    愛に包まれた映画でした。

    観客が土曜日だとゆうのに年配の方々ばかりでした。
    もっと若い人にも観て欲しいです。

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