全艦発進せよ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
全艦発進せよ
全艦発進せよ
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全艦発進せよ

1956年8月17日公開、戦争
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第二次大戦の太平洋に於ける上陸作戦を扱ったケネス・ドッドスンのベストセラーを「放射能X」のテッド・シャーデマンが脚色、「六つの橋を渡る男」のジョセフ・ペヴニーが監督した。撮影は「ベニイ・グッドマン物語」のウィリアム・ダニエルス、音楽はフランク・スキナーの作曲。主な出演者は「暴力には暴力」のジェフ・チャンドラー、「六つの橋を渡る男」のジョージ・ネイダー、同じくジュリー・アダムス、「真紅の騎兵隊」のレックス・バーカーなど。

ストーリー

1943年、商船の船長をしていたデイヴ(ジョージ・ネイダー)は海軍大尉となり、妻ネディーン(ジュリー・アダムス)や息子ロビイに別れを告げ上陸用舟艇母艦ベリンダ号に乗り込む。歴戦の勇士ホウクス大佐(ジェフ・チャンドラー)が艦長に着任。真珠湾目指し演習航海に出る。乗組員はデイヴや各部の主任官を除き、副長キグリイ中佐(レックス・バーカー)始め殆んどが未経験者。艦長の依頼でデイヴは事実上の副長として艦橋に立つこととなる。ベリンダ号はマキン島で実戦に初参加。次いでクェゼリンのある島に孤立した歩兵部隊救出の任務。デイヴの志願は艦長に容れられなかったが、日頃臆病と思われたキグリイの志願に彼は副長を見直す。クルーガー少尉の指揮する舟艇隊は危険を冒して歩兵を救出。兵も仕官も進歩したが、認識班長トイッチェル少尉は友軍機を敵機と誤認、艦長を激怒させる。ベリンダ号はガナルカナルに到着。寄港地変更ばかりで郵便物も受け取れぬ乗組員は不満で一杯。上陸を許されても結局は喧嘩騒ぎ。艦長はみなの気分を変えるため工作班に自分専用のヨットを作らせ、一同の憎しみを一身に集める。戦闘能力低下を防ぐ艦長の苦肉の策と知るデイヴは感動、乗組員に艦長の真意を説明。だが艦長はアドミラルティ群島碇泊中、事故で頭に負傷。又もや雌猿を買入れた艦長にクルーガー少尉は憤慨。デイヴは艦長の孤独な立場を説明してやる。やっと郵便が到着、皆は故郷の香を懐しむ。キグリイは他の母艦の艦長に転出、デイヴが正式に副長となる。戦線は沖縄に移り、神風機の波状攻撃。全員の奮闘にも拘らず一機又一機と艦に突入。艦長は胸に負傷を受け戦死者も数多い。デイヴは一同を指揮して船倉の浸水を食いとめたが、推進器も折れ、艦は進行を停止。艦長がうわ言のように言った一言から、デイヴは上陸用舟艇を発進。母艦曳航を思いつく。ベリンダ号は数時間後、目指す慶良間列島へ。ホウクス艦長はデイヴに後事を託して倒れた。艦を愛し、守り抜いて死んだ艦長を、軍医ベルとデイヴはじっと見守った。

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作品データ

原題
Away All Boats!
製作年
1956年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル
初公開日
1956年8月17日
製作会社
ユニヴァーサル映画
ジャンル
戦争


[c]キネマ旬報社