家
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2013年5月6日公開、82分
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旧家の没落を描いた島崎藤村の同名小説を、「一遍上人」の秋原北胤監督が映画化。時代の変化によって一家離散していく中、身を粉にしながら前へ歩き出す女性の姿を描く。出演は「爆! BAKU」の西村知美、「ドグラ・マグラ」の松田洋治、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の伴杏里、「神様のカルテ」の中山卓也、「ヒポクラテスたち」の小倉一郎。

ストーリー

名家小泉家から、造り酒屋を営む橋本達雄(スティーヴ・エトウ)のもとに嫁いだ種子(西村知美)の結婚は誰もが羨むものであった。現在では、跡取りの正太(中山卓也)、そして仙(木本夕貴)という子宝にも恵まれ、順風満帆な生活を営んでいる。一方、種子の弟で小泉家三男の三吉(松田洋治)は30歳を過ぎて雪(伴杏里)と結婚するが、田舎の学校の先生に甘んじる地味な生活。小泉家長男・実の嫁・倉(渡辺葉子)や次男・森彦(小倉一郎)らの心配の種となっていたが、倉の娘・俊(菖蒲理乃)だけは、三吉の境遇に好意的な態度を見せるのだった。時が流れ、古き商売がうまくいかなくなり、小泉家、橋本家は状況が一変、家族はバラバラになっていく。家督を継いだ正太は、豊世(大谷みつほ)と結婚するが、不安定な身上からホステスの小鈴(折原あやの)と不倫関係になる。三吉の安定した生活を尻目に旧家の面々が大きな転換を余儀なくされる中、種子は守るべきものが“家”ではなく、“家族”ではないかと考えるようになっていく……。

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作品データ

映倫区分
G
製作年
2013年
製作国
日本
配給
カエルカフェ
初公開日
2013年5月6日
上映時間
82分
製作会社
カエルカフェ


[c]キネマ旬報社