日南響子
サクラヒメ
四世鶴屋南北による歌舞伎『桜姫東文章』を現代風にアレンジした時代劇ラブストーリー。名家の美少女が、想いを寄せる男のために遊女に身を落とすが……。監督・脚本は、「探偵はBARにいる」シリーズの橋本一。出演は、「七つまでは神のうち」の日南響子、「ろるうに剣心」の青木崇高、「冷たい熱帯魚」のでんでん。
ワケあり稼業の権助(青木崇高)は、桜姫という美少女(日南響子)を目撃する。彼女は高家の名門、吉田左門(野々村真)の一人娘だったが、吉田家の名前を聞いて権助の顔色が変わる。桜姫の出自を教えたのは、この時代には不似合いな風貌の男・定吉(合田雅吏)だった。夜、一人で眠っていた桜姫は、権助に襲われる。最初は抵抗していた桜姫は次第に女の歓びに目覚め、権助の右腕に掘られた釣鐘の刺青を目に焼き付ける。左門は良家との縁談を進めようとしていたが、盲目の琴の師匠・春琴(風祭ゆき)は、桜姫の女としての変化を感じ取っていた。やがて権助への恋慕から、桜姫は家を飛び出す。三ヶ月後、お金にがめつい宅悦(徳井優)が経営する遊郭“ぢごくや”には、お七(麻美ゆま)を初め数人の遊女がいたが、断トツ人気は新入りの風鈴お姫。彼女こそ、あの桜姫だった。腕に釣鐘の刺青を入れた彼女は、相手をする男に、釣鐘の刺青の男を探してほしいと頼んでいた。権助は、心中の死に損ないの坊主・清玄(でんでん)から風鈴お姫の評判を聞き、会いに行く。激しく求め合う2人。男たちが姫をちやほやし、自分好みの権助まで入れあげるのが我慢ならないお七は、清玄を使って権助抹殺を企む。宅悦が作る精力剤を盗み出し、清玄に飲ませるが、効き目が強すぎて清玄は死んでしまう。そのころ権助は、侍・長浦残月(平山祐介)と取引をしていた。実は桜姫を襲った日、長浦から頼まれて吉田家の家宝の掛け軸を盗んでいたのだ。精力剤を盗まれた宅悦は、犯人がお七だと突き止めると、彼女を裸にして拷問を加える。ぼろぼろで雨の中捨てられたお七に、優しく傘を差し出す姫。しかしお七は縄を解かれた途端、姫を蹴り倒し、壮絶な泥レスを始める。しかし姫に好戦されたお七は、嵐の中逃げていく。店に戻った姫は、吉田家の掛け軸が盗まれていたことを知る。それは権助が盗人であることを意味した。愛する男と、一度は捨てた家の間で揺れる姫。姫の恋の行方は……。
サクラヒメ
ツリガネノゴンスケ
オシチ
長浦残月
シュンキン
タクエツ
セイゲン
監督、脚本
脚本
原作
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
VFXスーパーバイザー
助監督
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
アソシエイト・プロデューサー
アソシエイト・プロデューサー
ライン・プロデューサー
VE
スクリプター