トム・ファレル
トム・ファレル
映画監督ニコラス・レイ(「理由なき反抗」)が、講師を務めていたニューヨーク州立大学映画学科の学生をキャストやスタッフに起用して製作した作品。1973年のカンヌ国際映画祭で上映後、編集や追加撮影を繰り返し、未完のままレイは世を去った。本作は、2011年にヴェネチア国際映画祭で上映されたデジタルリマスター版。
この作品に特定の物語は存在せず、フィクションとドキュメンタリー、双方を含む断片的な映像によって構成。さらに、時には複数の映像を同時に映し出したりするなど、現代のビデオアートを思わせる意欲的な作りとなっている。ニコラス・レイの集大成というよりも、キャリアの最晩年に、更なる未知の領域に踏み出そうとした作品と呼ぶ方がふさわしく、当時のアメリカの政治状況も生々しく反映されている。
トム・ファレル
ダニー
ジェーン
レスリー
スタンレー
ルーク
ニック・レイ
ネッド
フィル
監督、脚本、製作
脚本
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撮影
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