監督、プロデューサー
賞味期限切れなど様々な理由で食卓に上がる前に廃棄される食料に焦点を当て、アトランティス環境-自然-映画祭2011最優秀映画賞を受賞するなど各国で注目を集めたドキュメンタリー。10億人近くの人々が飢餓に苦しむ一方で、生産・流通・小売の現場や家庭などで食料が大量に廃棄される現実を映し出す。さらに廃棄となる原因を探るために、日本をはじめ世界各国の生産・流通・小売などで食料に関わる人々や専門家に直撃する。監督はドイツのジャーナリストで、シュテファン・クロイツベルガーとともに「さらば、食料廃棄 捨てない挑戦」(春秋社・刊)を上梓したバレンティン・トゥルン。
ストーリー
2013年1月の英国・機械技術者協会発表によると、世界で生産される食料のうち3~5割、最大約20億トンは、食卓にあがるまえに廃棄されている。10億人近くもの人が飢餓で苦しむ一方、なぜこのような食料廃棄が当たり前のように行われているのか。カメルーンのバナナ農場、パリのフードバンク、ドイツの廃棄現場、フランス・リールのスーパーマーケットなど、生産・流通・小売といった現場や廃棄物研究者、欧州委員会の担当官ら専門家に直撃し、食料廃棄の現実を炙りだす。