大学生気質:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大学生気質
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大学生気質

1928年公開
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「つばさ」「紅い唇(1928)」「青春の喜び」出演のチャールズ・バディー・ロジャース氏の第一回主演映画で、ウェルズ・ルート氏の原作によるものである。「忘れられた顔(1928)」を脚色したハワード・エスタブルック氏が脚色の任に当たり、「金は天下の廻りもの」「魔の家(1928)」と同じくフランク・タトル氏が監督した。ロジャース氏の相手役は「彌次喜多探偵の巻」「同殺陣の巻」出演メアリー・ブライアン嬢と「凸凹開運の巻」「同サーカスの巻」出演のチェスター・コンクリン氏の二人で、そのほかロバート・エリス氏フィリップ・アール・ホームズ氏等が助演している。

ストーリー

米国で有名なプリンストン大学に、皆から「お父さん」と呼ばれて居る門衛即ち校僕があった。其の名をコンランといったが、若い頃酒で身を持ちくずして妻に死なれ、三つに成る男の子を育児院へ引き取られたが、今となっては其の子供が恋しくて成らず、十五年間真面目に働いて蓄めた金壷千弗をひそかに其の育児院へ送って、其の子をプリンストン大学に入れて貰う様に願った。所が其の希望が容れられて孤児である彼の息子ジミー・ダッフィーが間もなくプリンストン大学に新入生として入って来た。血を分けた親子とは云え、育児院の方からコンランに、実際の事を子供に話して呉れるなと云う注意が来て居たのでこんらんは懐しくても彼に、「俺がお前の父親だ」と明かす事が出来なかった。又ジミーが自分の父は死んで、居ないものと堅く信じて居るのを見ては、実際に素性を明かす事は出来なかったのである。入学の際には勉強より他に余念の無かったジミーも、ミッドルブルック等云う学友の影響感化を受けて、自然らしからぬ事にも親しむ様に成り、二年生に進級後プリンストン大学が野球に優勝した晩、トレントンで祝盃を挙げ、酒に酔って暴れた揚句、彼は見世物師の娘フェイと知り合いに成った。そして其の後も彼はせっせとフェイに逢う為出掛けて行った。彼の学生仲間には評判が良くて二年の時学生の自治会の幹事等をして居たが、或る時学生から集めた自治会費八百六十何弗かを懐中した儘、トレントンのサーカス場付近の酒場で酒を飲んだ所、傍に居合わせた性質の悪い見世物師の男が、彼をわざと泥酔さした上、其の金を巻き上げたので、コンランがフェイの助けを得て、其の金を奪い返そうとし、大怪我をしたりした。然しコンランの介護の効があって、其の後ジミーは酒を飲まなく成り、無事に学校を卒業して隧にフェイと結婚をした。それでもコンランは到頭父たる事を彼に名乗らずして、彼と別れたのである。

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作品データ

原題
Varsity
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1928年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社