スニール
ラーム
敵対する家から復讐心を燃やされる男が、その家の娘への恋心を胸に窮地に立ち向かうラブ・コメディ。歌や踊りを盛り込み娯楽要素満載にし、生きる喜びや苦悩を庶民の視点に立って描いており、南インド映画らしさを堪能できる。監督は、恋敵に殺されハエに生まれ変わった青年の復讐が日本でも話題となった「マッキー」のS.Sラージャマウリ。出演は、2004年にFilmfare Awardsでベストコメディアン賞を受賞しコメディアンとして名を馳せるスニール、本作が撮影されたテルグ語だけでなくカンナダ語、ヒンディー語、タミル語でも活躍するサローニほか。特集上映『歌って! 踊って! インド映画祭』にて上映。
1982年。ラミニドゥとラガワ・ラオの二つの家族は対立を深め、ついにラミニドゥの弟とラガワ・ラオとが一騎討ちするまでに発展、両者ともに落命してしまう。復讐心燃やすラミニドゥはラオの息子を殺すことを固く心に決める。それから28年の月日が経ち、村を出ていたラオの息子・ラーム(スニール)は古自転車での配達を生業にしていたが、自転車が壊れてしまったためクビになる。そんな中ラームが故郷の土地を相続しているという知らせが入り、売却するために再び村へ向かうことにする。道中、立ち寄った駅でアパルナ(サローニ)という女性に魅せられるラーム。村でラミニドゥの息子マッラスーリと出会った彼は、土地を売却するにはラミニドゥの手助けが必要なこと、さらにアパルナがラミニドゥの娘であることを知る。ラームはさっそくラミニドゥに会いに行くが、ラミニドゥは豪族の心得に従い客人として手厚くラームをもてなす一方、ラームが一歩でも外に出たら彼を殺すよう秘密裏に指示を出していた……。
監督、脚本
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
アクション
[c]キネマ旬報社