大空輸:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大空輸
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大空輸

1951年1月11日公開
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「三十四丁目の奇蹟」「日曜日は鶏料理」と同じく、ウィリアム・パールバーグ製作、ジョージ・シートン監督になる1950年度作品で、脚本もシートンの書下しになるもの。撮影はチャールズ・G・クラーク、音楽は「嵐ケ丘」のアルフレッド・ニューマンで、「女相続人」のモンゴメリー・クラフト、「私も貴方も」のポール・ダグラス、ドイツ生れの新人コーネル・ボーチャーズ、ブルーニ・ロベル、O・E・ハッセ、ダニー・ダヴェンポート等が出演し、主としてベルリン・ロケーションによって完成されたセミ・ドキュメンタリー映画である。

ストーリー

ホノルル航空隊所属のダニー・マッカロー軍曹やハンク・コフルスキー軍曹たちは緊急移動命令をうけ、ソヴェートに封鎖されたベルリンへの物資空輸の任務に当たることになった。ハンクはベルリン飛行場で対空無線誘導班に勤務し、ダニーは輸送機の搭乗員として多忙な毎日がはじまった。ダニーは1度ベルリンの街をゆっくり見物したいと思うが、輸送機は空輸物資の積み込みが終わればすぐにフラクフルトに引きかえすという有様で、寸暇というものはまったく与えられず、そのうえ、航空路付近には絶えずソ連機が飛び廻っているため、一刻の油断もできないという有様だった。こうして緊急に満ちたベルリン空輸の勤務が何ケ月か続き、ダニーは空中よりベルリン見物をするだけで、何の楽しみとてなかった。ある日、ダニーの輸送機がベルリンに到着したとき、空輸開始以来10万台目に当たったため、彼は飛行場でベルリン市民の感謝大会に招かれ、フレデリカというドイツ娘から接吻の贈り物をうけた上、24時間の休暇をもらった。ダニーはフレデリカを訪ねハンクと市内レストランで落ち合った。ハンクはゲルダというベルリン娘の友達をつれて来ていたが、大戦中に独軍の捕虜となりさんざんな目に会った経験を持つハンクはドイツ人をよく思っていなかった。そのレストランでハンクは収容所で彼を虐待したドイツ人を発見し大喧嘩をはじめ、ごったがえす中をフレデリカと逃げ出したダニーは彼女の部屋で1泊し、すっかり意気投合し婚約までした。やがてダニーに交替命令が来た。勤務中にドイツ人を見なおしたハンクは進んでベルリン勤務を申し出たがダニーはアメリカに伴うと考えていたフレデリカがナチ党員の前身を持ち、以前からアメリカ人と結婚しており、夫の元に行く渡米手段として彼を利用していたことがわかったので、手ひどい失意の打撃をうけなければならなかった。ダニーがハンクと別れる日、ベルリンは封鎖解除の報に沸きたっていた。

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作品データ

原題
The Big Lift
製作年
1950年
製作国
アメリカ
配給
セントラル
初公開日
1951年1月11日
製作会社
二十世紀フォックス映画


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