藤本泉
辰木桂
木村紺のコミック『神戸在住』を原作に「能登の花ヨメ」の白羽弥仁監督が映画化。神戸の大学に通う19歳の女子大生が、20年前の阪神・淡路大震災の記憶を街の中に感じつつ“いま”を生きる姿を描く。出演は「小川町セレナーデ」の藤本泉、「非女子図鑑」の菅原永二、『恋する血液型 シーズン2』の浦浜アリサ、「カオリと機械油」の松永渚、「学校」のの竹下景子。主人公の視点から神戸を捉えたTV版のオンエアと同日に劇場公開。
父親の転勤を機に東京から神戸へやって来た19歳の辰木桂(藤本泉)は、大学の美術科へ入学して間もなく、東遊園地で中年の主婦に声を掛けられる。「震災前は、あそこに私らの家がありましてん。一家5人で住んどったんよ……」そんな主婦の言葉に桂は、神戸に来て初めて阪神・淡路大震災の惨禍に見舞われた街にいることに気付くのだった。同じクラスの友人、泉海洋子(浦浜アリサ)、鈴木タカ美(松永渚)、金城和歌子(柳田小百合)と桂は三宮や南京町、旧居留地、メリケンパークなど神戸の街々でショッピングをしたり、スイーツに舌鼓を打ったり、表面上は充実したキャンパスライフを過ごしているかのように見えた。だが関西出身の洋子たちの時には気さくで時には無神経な、いわゆる“関西のり”にいまいちついていけず、ナイーブな性格の桂は素直に心を開くことが出来ないでいた。そんなある日、桂は元町でギャラリーを営むイラストレーターの日和洋次(菅原永二)と出会う。車椅子生活ながら精力的に続けた創作活動が認められ、ジャパンウエストアートアワードを受賞、絵の売上金を各地の震災復興のために寄付するなど、日和は社会貢献でも注目を集めていた。そんな彼の姿や作品に励まされ、次第に心の変化を見せ始める桂はやがていつしか日和への想いが募るようになっていく。だがある日、下半身の不自由に加え、日和が何か重い病気を患っていることに桂は気付いてしまう……。
監督
脚本
原作
製作
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
助監督
企画プロデュース
プロデューサー
プロデューサー
音楽プロデューサー
主題曲/主題歌
イラストデザイン
制作担当
[c]キネマ旬報社