パプーシャの黒い瞳:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
パプーシャの黒い瞳
パプーシャの黒い瞳
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パプーシャの黒い瞳

2015年4月4日公開、131分
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ジプシー初の女性詩人プロニスワヴァ・ヴァイス(愛称:パプーシャ)の波乱の生涯を、ポーランド現代史とともにモノクロ映像で綴ったドラマ。「ニキフォル 知られざる天才画家の肖像」のクシシュトフ・クラウゼと妻のヨアンナ・コス=クラウゼが共同監督。主演は、クシシュトフ・クラウゼ監督「救世主広場」のヨヴィタ・ブドニク。

ストーリー

1910年。ある小さな町で、1人のジプシーの赤ん坊が生まれる。人形好きな、まだ若い母親は、その子に“人形”を意味する“パプーシャ”と名付けた。呪術師は、“この赤ん坊は恥さらしな人間になるかもしれない”と予言する。1949年。パプーシャ(ヨヴィタ・ブドニク)たちジプシーの前に、作家で詩人のイェジ・フィツォフスキ(アントニ・パヴリツキ)という男が現れる。秘密警察を殴って追われた彼は、隠れる場所を探していた。1921年。まだ少女のパプーシャは、泥棒が隠した盗品の中から、文字が印刷された紙を見つける。ジプシーは“悪魔の力”と呼んで文字を忌み嫌ったが、文字に惹かれる心を抑えられないパプーシャは、鶏を授業料代わりに、白人に読み書きを教えてほしいと頼む。だがある日、町の酒場で起きた揉め事がきっかけとなって、ジプシーたちの馬車が焼き討ちされた。パプーシャには、それが文字を覚えた自分への天罰に思えた。1949年。ジプシーたちに混じって暮らしていたフィツォフスキは、何気なくパプーシャの口を突いて出た言葉を耳にして、彼女の詩の才能に気付く。1925年。15歳のパプーシャは、父の兄に当たる演奏家のディオニズィ(ズビグニェフ・ヴァレリシ)と結婚。ディオニズィが、パプーシャの美しさに魅かれたのだ。だが、パプーシャは遥かに歳の離れた夫を拒む。1952年。ジプシーたちの定住政策が政府によって実施される中、フィツォフスキはパプーシャの詩を、ポーランド語に翻訳して出版することを思いつく。フィツォフスキは大物詩人のトゥヴィムに相談。トゥヴィムは、パプーシャの詩にある簡潔さと平明な強さにすぐさま魅了される。これをきっかけに、やがてパプーシャは、ジプシー詩人として大きな注目を集めるが……。

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2015/2/13(金)更新

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作品データ

原題
PAPUSZA
製作年
2013年
製作国
ポーランド
配給
ムヴィオラ
初公開日
2015年4月4日
上映時間
131分
製作会社
Argomedia Productions

[c]ARGOMEDIA Sp. z o.o. TVP S.A. CANAL+ Studio Filmowe KADR 2013
[c]キネマ旬報社