キャロル|MOVIE WALKER PRESS
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キャロル

2016年2月11日公開,118分
PG12
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パトリシア・ハイスミスのベストセラー小説を『エデンより彼方に』のトッド・ヘインズ監督が、ケイト・ブランシェットを主演に迎えて映画化したせつない恋愛ドラマ。離婚訴訟中の人妻キャロルと、彼女に心を奪われた女性テレーズとの恋が描かれる。テレーズ役のルーニー・マーラは第68回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した。

予告編・関連動画

キャロル

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ジャーナリストになる夢を抱き、ニューヨークへ出てきたテレーズは臨時アルバイトをしているデパートの玩具売り場で、娘へのクリスマスプレゼントとして人形を探すキャロルと出会う。美しくもミステリアスな雰囲気をもつキャロルに心を奪われたテレーズは彼女と連絡を取り合うようになり、ある日、キャロルから車での小旅行に誘われる。

作品データ

原題
CAROL
映倫区分
PG12
製作年
2015年
製作国
イギリス アメリカ
配給
ファントム・フィルム
上映時間
118分

[c]NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    barney

    4.0
    2016/3/4

    お飾りの妻を10年間続けてきたキャロルが、デパートでアルバイトをするテレーズと出会い、お互い偽りの自分を捨て走り出す。
    ケイト・ブランシェットの大人の魅力と、ルーニー・マーラの少女のようなあどけなさがとても美しい。
    惹かれあっていくふたりの姿にドキドキし、引き離され苦悩するふたりの姿が切なかった。
    テレーズがキャロルとの関係を通して、成長していく様が素敵だった。

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  • rikoriko2255

    YO99

    5.0
    2016/2/28

    カミさんのお供で観賞。
    これほどまでに光を美しく撮った、陰影を巧みに活かし女性の内外面の美しさを表現した作品は類い稀です。
    ジェンダーレスの純愛が光の抒情詩のように描かれています。
    ケイトさん演じるキャロルの大人の女性のゴージャスで気高く孤高で自己を貫く苦味をも伴った美しさ。ルーニーさん演じるテレーズの初々しく儚げでいて真っ直ぐ気丈で痛みをも伴った美しさ。あらゆる面で異質な女性二人の美しさの競演に圧倒され続けてしまいました。特にルーニーさんはオードリー似の仕立てで出来すぎです。
    二人の女性に徹底的にフォーカスし、光の強弱、昼夜、夜とライト、ガラス越し、水滴、湿気曇り、煙越し等々素晴らしい陰影のコントロールが成され、ズームアップは勿論、隙間撮り、鏡面撮り等の技法が駆使されていて、映像美術の集大成とも言えます。化粧、衣装、セット、ロケーション全てが緻密で重厚且つリアルな時代感を与えてくれます。特にこの作品では、“女性が嗜む煙草”があらゆる場面で心象表現の重要なポイントになっています。
    正にフェルメールの精緻な光と複雑な青の表現の様な、底知れぬ女性の美しさを堪能できる極美作品です。

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  • rikoriko2255

    tom

    4.0
    2016/2/21

    綺麗な映像で、上品な映像。
    ケイト・ブランシェットの美しさと
    ルーニー・マーラの美しさの
    2人の違った美しさが
    互いの美しさをグッと引き立て
    画面にくぎ付けとなってしまいました。
    脚本がいいので、映像だけが印象に残ることなく
    しっかりと物語にも引き込まれました。
    美しい女優2人に見とれてしまって
    2時間の上映時間が夢見心地でした。

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  • rikoriko2255

    ミチさん

    4.0
    2016/2/20

    良かったです。脚本が良いのでしょうね。後半、意外な展開になります。
    名優ケイト・ブランシェットと新星ルーニー・マーラの組み合わせが良かったですね。特に二人の出会い(と二回目の出会い)には、ほとんど台詞がなく、マーラのまっすぐ見開いた目だけで感情を表わしています。難しい役柄ですが、本来「恋」とは、そういうものでしょう。たまたま好きになった相手が同性だったというだけ。そんな気持ちが、よく伝わってきます。
    ただ、時代背景なのか、喫煙のシーンが多く、これだけは、今は受け入れられないでしょうね。そんな気がします。

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  • rikoriko2255

    KI-ki

    4.0
    2016/2/15

    美しい街並み
    美しいテレーズとキャロル
    美しい愛
    綺麗なままでいたい…

    どうして邪魔をするの
    道徳って何
    男って何

    このまま綺麗なままでいたいのに…

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  • rikoriko2255

    potewoods

    4.0
    2016/2/14

    何だろう、この映画は?もっとちゃんと味わうためにももう一度見たいと思う。

    たしか、映画は、暗闇から鉄道の音で幕が開けたと思う。さいしょ、都会の喧騒と建築工事の音かと思ったら、規則正しく刻む電車の、心地よい鋼鉄の鼓動が聴こえてきた。

    テレーズ…ルーニーマーラ(『サイドエフェクト』で知ってから好きになった) がとにかく可愛い。デパートの売り場で抜きん出て(しかし、異様に浮き立って、幽霊のように ) 魅力を放っている。

    映画冒頭 このデパートでのキャロル…ケイトブランシェット…との会話のやり取りが、とても良い。キャロルの話しぶりが、いい。ここぞ映画の魔法がはじまっている。

    思えばこのはじめの瞬間から、既に恋は出来上がっている。恋は、恋自身は、そこから、発展も成長もしない。動き回るのは人だけである。いくら動き回っても、2つの目は、既に互いに突き刺さり、抜けることはできない。感光したフィルム、焼きついた像、磔の、死の静止、永遠に生き生きとしたイマージュ。

    テレーズは写真をとり、キャロルは煙草をくゆらす。

    キャロルは、はじめから、幸せそうに見えない。厚ぼったいまぶたに裂けた細い目。疲れ。憂い。灰色した粘土の、なめらかな彫像のような顔に、ブルーの瞳が底光りする。瞳はいつも、奥にある。

    いっぽう、テレーズの、大きなくろい瞳は、潤みながら、いつも虚空を漂っている。不安げに、無防備に、迷いながら、しかも無垢な子供のように捕まえ難く。(レストランのメニューさえ決めるのが苦手なの)
    この瞳は、写るものすべてを初々しく変えるかのようだ。それゆえ2人の恋は、まさに初恋である。それゆえ、キャロルは、自分自身も「手に負えなくなる」。

    大きな瞳と細い瞳の織り成す、稀有な純愛映画。
    この2人の女優なくして成立しない。
    その演技、もう一度見てみたい。



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  • rikoriko2255

    杉ちゃん

    3.0
    2016/2/13

    今年度の各映画祭の女優賞を総ナメにしているケイト・ブランシェットとルーニー・マーラ主演の50年代のニューヨークを舞台にしたメロドラマ!
    内容が内容だけに、観る人によってはかなり退屈な映画になってしまうと思います。ただ、主演の二人の存在感と美しさは評判どおりで、それだけでも観る価値はあります。残念なのは、時代的なものなのか、出てくる男性が皆どうしようもない馬鹿ばかりだったことです。結果、内容は★★でしたが、主演の二人に★おまけです。

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  • rikoriko2255

    seapoint

    3.0
    2016/2/12

    時代から同性愛は理解されづらい。
    テレーズの何も知らない純真さとキャロルの情緒不安定さが、運命のいたずらか、引き寄せられる。
    テレーズの自分のしたいことをまっすぐ聞いてくれるキャロル。カメラを贈られ、作品をしっかり見てくれる。キレイでゴージャスなのに、品がある。テレーズには彼女こそ、完璧な女性として映る。

    とはいえ、相思相愛というより、それぞれの問題を抱えながら、行きあたりばったりな感覚。だからあんな結果。なんだかすっきりしたエンディングではないけれど、人間の心なんて、常にグラデーションなのだから当然か。

    2人とも、陶器のような完璧な美しさ。ちょっと現実味がないか。

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  • rikoriko2255

    パライバ

    5.0
    2016/2/11

    50年代のファッションも素敵だったんですね。
    ケイト・ブランシェット の纏う衣装がどれもとても素敵。
    ルーニー・マーラのメイクと髪型は「ローマの休日の」ヘップバーンを意識していると思いました。

    女性間の恋愛を描いた作品を初めて見ました。
    ラストシーンで、早くアップを見たい、彼女はどう思っているんだろう?とやきもきさせられてしまったタイトル・ロールを演じたケイト・ブランシェットの為の映画でした。

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  • rikoriko2255

    4.0
    2016/1/22

    男ってやつは・・どこの国でも同じね。
    力で抑えつけてとりあえず言う事を聞かせればそれで良いと思っている。
    相手の言い分を踏みにじって、本気で向き合おうとしない。
    キャロルの夫も、テレーズの彼も。

    結婚するのは簡単。でも離婚するのは大変。
    相手の家族と戦わないといけないのだから。身を持って知っている。

    キャロルは美しくて、そしてこの上も無く不幸。
    対等の人間として、お互い尊厳を持って別れようとしているのに、旦那は愛娘を餌に逃がしてくれない。
    別居して、醒めているのが解って居るのに。
    どんなに自由に生きていても、旦那の囲いの中。
    何か、哀しい位に理解できる。

    でもテレーズはその美しさ、自由さ、哀しさに惹かれる。
    Cate Blanchettのキャロルはパーフェクトに美しいのだけれど、彼女に惹かれるRooney Maraのテレーズがピアノを弾くシーン。
    彼女の横からのショット、これがまた美しいの。
    ラスト、自立し、化粧も上達した美しい姿で現れるのだけれど、その姿よりもむしろ美しいの。
    頭の形、姿勢、細い肩、憧れのキャロルと二人で居ることの緊張感。
    演奏自体はつたないのだけれど。
    このショットを生み出した監督の美意識、好きだわ。
    時代が時代だけに、インテリアや冷蔵庫やファッションが独特でおしゃれ。

    2人の行く先には困難しかないのだろうけど。
    自分の存在意義を見出せなくなっているキャロルには、独占欲や体裁で縋りついてくる男じゃなく、彼女自身に惹かれ彼女だけを求めてくれる人が必要なんだと思う。
    だから、どうか逃げないで・・テレーズ。・・・と祈る気持ちになりました。

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    ネタバレあり
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  • rikoriko2255

    やまひで

    5.0
    2015/12/25

     本作の原作を書いたP.HighsmithがClaire Morganという別名を使って発表した小説『The Price of Salt』は、女性同士の「性的趣向」をテーマとしたもので、その発表された年代1952年を鑑みると、その内容から言い、その発表された時代と言い、当然「偽名」で出版されなれければならない小説だった。時は正に「赤」狩りのマッカーシー旋風が吹き荒れた1950年代前半、公職に就いている男性職員が同性愛であることが「バレれば」、その職場を追われるという時代だったのである。発表当時既にかなりの反響があったこの小説を書いた本人が、ほぼ40年経った1990年に『Carol』と題名を変え、当時の「偽名」を今度はP.Highsmithの名前で再公表したものである。

     そういう1950年代の時代の制約があればこそ、また、禁断の「罪」を犯す障害が高ければ高いほど、それを求める「憧憬」は強くなるものでもある。監督のTodd Haynesは、脚本家と共に原作にほぼ忠実にストーリーを追う。但し、テレ-ズがキャロルに接触を取るのは、キャロルが人形ではなく、模型鉄道をクリスマスのプレゼントに買った際に、革の手袋を玩具売り場に忘れていったからであり、また、テレーズは、舞台美術の方面ではなく、女性カメラマンとして自己実現を遂げる意図を持っており、実際にNYタイムズでその意図が満たされる手前まで行っていた点が、原作と異なる点であろう。

     丁寧な時代考証(美術監督はJesse Rosenthal)、時代の雰囲気を的確に醸し出す楽曲選択、更に、美しくも切ない映像(撮影はEdward Lachman)、どれを取っても、この甘美な映画世界を、監督Todd Haynesは再現している。監督は、既に2002年に『エデンより彼方に』で、1950年代後半の社会的・人種的偏見を乗り越えた人間同士の触れ合いのあるべき姿を謳った作品を世に問うており、その意味でも的確な仕事をしていると言える。本作は、見ごたえのある映画的世界を1950年代のレトロ・タッチで久しぶりに堪能したい方、必見の作品である。

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