決して自らの素性を明かさず、15万点以上の作品を残しながらも1枚も公表しないまま亡くなった女性写真家の生涯に迫るドキュメンタリー。彼女の作品を偶然オークションで手に入れたジョン・マルーフと、TV番組のプロデュースなどを手掛けてきたチャーリー・シスケルが共同で監督。第87回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート作品。
ストーリー
2007年、シカゴ在住のジョン・マルーフは、オークションで大量の古い写真のネガを380ドルで入手。作風は主に街中の人々を撮った“ストリート写真”だったが、その一部をブログにアップしたところ、熱狂的な賛辞が次から次へと寄せられる。ところが、その撮影者であるヴィヴィアン・マイヤーの名をネットで検索しても一件もヒットしなかった……。2年後。彼女の名を再び検索したところ、奇跡的にヒットするが、それは彼女が数日前に亡くなったという死亡記事であった。享年83。その後、ジョン・マルーフは彼女を知る人物とのコンタクトに成功。しかし、彼女の職業は写真家ではなくナニー(乳母)であり、15万点以上の作品を残しながらも生前1枚も公表することがなかったという。ナニーをしていた女性がなぜこれほど優れた写真が撮れたのか。なぜ誰にも作品を見せなかったのか。こうして、ジョン・マルーフのヴィヴィアン・マイヤーを探す旅が始まった……。
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ニュース
作品データ
- 原題
- FINDING VIVIAN MAIER
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 2013年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- アルバトロス・フィルム
- 初公開日
- 2015年10月10日
- 上映時間
- 83分
- 製作会社
- Ravine Pictures
- ジャンル
- ドキュメンタリー
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