美術館を手玉にとった男:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
美術館を手玉にとった男
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美術館を手玉にとった男

2015年11月21日公開、89分、ドキュメンタリー
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2011年、贋作画家マーク・ランディスが30年以上に渡り、大量の絵画の贋作を全米20州、46館にも上る美術館に無償で寄贈し続けてきた事件が発覚。事件関係者の証言などから、首謀者ランディスの素顔に迫ったドキュメンタリー。監督はMOMAでの勤務経験を持つジェニファー・グラウスマンと元画家のサム・カルマン。

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ストーリー

2011年、アメリカの多くの美術館で展示されていた大量の絵画が、贋作であることが発覚した。贋作事件は遥か昔から繰り返し起きているが、この事件は極めて特殊だった。なぜなら、1人の男が精巧な贋作を100点以上制作し、美術マーケットで莫大な金額で売ることができるにも関わらず、それらを無償で寄贈していたからである。その男の名はマーク・ランディス。彼は30年以上に渡って、15世紀のイコンから、ピカソ、マグリット、ディズニーまで、幅広いスタイルの絵画を模倣し続けてきた。そして、“慈善活動”と称し、神父など様々な人物を装って、それらの贋作を美術館に寄贈してきたのだ。騙された美術館は全米20州、46館にも上った。それらの作品群が贋作であることを発見したのは、美術館職員のマシュー・レイニンガー。ニューヨークタイムズやフィナンシャルタイムズ、テレビなどのメディアが、この事件を大きく取り上げ、彼を追いかけた。FBIも捜査に乗り出すが、ランディスは金銭を一切受け取っていないため、罪に問われることはなかった。結局、贋作活動をやめさせようとするレイニンガーたちを無視して、ランディスは“慈善活動”を継続。しかし、レイニンガーの元同僚、アーロン・コーワンが思いついたひとつのアイデアによって、彼の運命は新たな局面を迎えることに……。贋作制作に執念を燃やすランディスと、彼を追うことに執念を燃やす人々、そして彼に騙された人々。彼ら自身や社会が持つ歪み、苦悩、良心が、ユーモラスかつ鋭い眼差しを持って描かれたドキュメンタリー。

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作品データ

原題
ART AND CRAFT
製作年
2014年
製作国
アメリカ
配給
トレノバ
初公開日
2015年11月21日
上映時間
89分
製作会社
Motto Pictures, Non Sequitur Productions, Yellow Cake Films
ジャンル
ドキュメンタリー

[c]Purple Parrot Films
[c]キネマ旬報社