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2016年1月9日公開、89分、ドキュメンタリー
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25年の歴史を誇る障害者プロレス団体『ドッグレッグス』の活動を追ったドキュメンタリー。清掃員として働きながら参加するスター選手を始め、仲間たちの笑いと涙の日常を綴る。監督はニュージーランド生まれのヒース・カズンズ。障害者と健常者が入り乱れる障害者プロレスを通して、障害を持つ人々が“障害者”という概念にとらわれず、1人の人間として自己表現する様子が明らかになる。

ストーリー

『ドッグレッグス』とは、既に25年もの歴史を持つ障害者プロレス団体である。そのスター選手“サンボ慎太郎”こと矢野慎太郎は、清掃員の仕事をしながら活動。リングで20 年にも及ぶ輝かしい実績を誇る彼は、そろそろ年齢を理由に引退して普通の夢を追い求めたいとも考えていた。一方、『ドッグレッグス』代表の北島行徳は、“アンチテーゼ北島”のリングネームで選手としても活躍する慎太郎の最も古くからのライバル。“20 年間障害者を打ちのめし続けてきた健常者”と呼ばれてきた。彼は、“最後にアンチテーゼ北島と対戦して引退したい”という慎太郎からの挑戦を、“勝者だけが引退できる”という条件付きで承諾する。北島に対する慎太郎の連敗記録を考えれば、その結果は自明だった。もう1人のレギュラー選手が、女装癖を持つ伝説のレスラー“愛人(ラマン)”。彼にはほぼ全面的な麻痺があり、妻の“ミセス愛人(ミセスラマン)”と息子“プチ愛人(プチラマン)”の反対にも関わらず、症状を酒でごまかしてきたため、重度のアルコール中毒も患っていた。ドッグレッグスのために生き、“俺はリングの上で死ぬんだ”と呟くラマン。そんな彼を見つめるミセスラマンは、彼の意志と命、どちらを尊重するのか?そんなラマンに酒を注ぐ男が、介護士の中嶋有木。彼には外面的な障害はないが、鬱病と診断されている。精神障害を“認めてもらうこと”、“尊重されること”を求めてリングに上がるが、鬱とレスリングが起こす化学反応は未知数だ。慎太郎は、日常を過ごしながら、夢に向かって練習を続けていた。仕事を次のステップに進めるための試験。密かに抱き続ける女性への想い。先輩との何気ない会話。“やっと引退してくれる”と呟く母……。そして、いよいよ近づくアンチテーゼ北島との世紀の一戦。ドッグレッグスは観衆に問いかける。“障害”とは何なのか?そして、それは誰が決めるものなのか……?

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作品データ

製作年
2015年
製作国
アメリカ
配給
ポレポレ東中野 下北沢トリウッド
初公開日
2016年1月9日
上映時間
89分
ジャンル
ドキュメンタリー


[c]キネマ旬報社