惑う After the Rain|MOVIE WALKER PRESS
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惑う After the Rain

2017年1月21日公開,125分
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地方創生を目指す静岡県三島市民有志によるみしまびとプロジェクト製作の家族ドラマ。挙式を翌日に控えた長女・いずみに、亡き父の夢を初めて明かす母・イト。父の死、貧しい暮らし、妹の妊娠など様々なことを乗り越えてきた家族の思い出と愛が浮かび上がる。監督は「らくだ銀座」や「ふるさとがえり」など地域に根付いた映画を手がけてきた林弘樹。父に代わり一家を背負おうとしてきた長女を「バウンス ko GALS」の佐藤仁美が、シングルマザーの次女を「喰女-クイメ-」の中西美帆が、夫の死後女手一つで子どもたちを育てた母を「かぞくのくに」の宮崎美子が演じる。2016年11月19日より静岡先行公開。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

昭和55年、冬。銀行勤めの長女・いずみ(佐藤仁美)は、母・イト(宮崎美子)と暮らしていた。結婚式を明日に控えた夜、イトはこの家から娘を嫁がせたいという亡き夫・誠志郎(小市慢太郎)の願いを初めて口にする。さらに誠志郎から受け取った愛と今なおあふれる思いを語るイトの言葉に、いずみの目から涙がこぼれる。誠志郎は生前、料亭・楽寿亭の離れ屋敷に開かれた石川塾の二代目を担っていた。母・イト、いずみ、妹のかえでとともに一家四人で仲良く暮らしていたが、誠志郎が突如亡くなり、イトは内職をしながら女手一つで娘二人を育てあげた。一方いずみは父に代わって一家を支えようとし、家を出ることができなかった。結婚式当日。挙式は、再開発のため取り壊されることになった楽寿亭で行われた。花嫁のいずみとともに、振り袖姿の妹・かえで(中西美帆)が現れる。かえではシングルマザーとして働きながら子どもを育てていた。二人の娘の美しい姿を見つめるイトの心に、かつて家族四人で過ごした日々が鮮やかに蘇ってくる。

作品データ

製作年
2016年
製作国
日本
配給
アルゴ・ピクチャーズ
上映時間
125分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.0
  • rikoriko2255

    門倉カド(映画コーディネーター)

    3.0
    2017/4/28

    【賛否両論チェック】 賛:長女の結婚を起点として、家族1人1人の“惑い”を長い時間軸で描きながら、本当の絆を築き上げていく様子が、静かな中にも印象深く描かれていく。 否:ストーリーは淡々としていて少し長めなので、気をつけないと眠くなりそう。内容もやや説教臭いか。  時間軸はかなり行ったり来たりしますが、それほど分かりにくい感じはありません。長女の結婚式を翌日に控えた1組の母娘と、今は亡き父親の半生を通して、“家族になる”という最も身近で、だからこそ難しいテーマが描かれていきます。  そこにあるのは、結婚を迎え、母と共に守ってきた家を離れる長女・いずみの“惑い”は勿論のこと、葛藤しながらも家を必死で守り、今のいずみ達の礎を築いた誠志郎やイトの“惑い”、そしてシングルマザーとして苦悩し続け、それでも一児の母として生きる道を選んだ次女・かえでの“惑い”と、家族それぞれの儚くも尊い想いです。個人的には、イトが誠志郎に聞かれて考えた、 「家族は〝鍋”。考えるものではなく、味わうもの。時間をかけて煮込むことで、味わいが出る。 」 という言葉がステキでした。  ちょっと淡々としすぎていて、内容も説教臭い感もありますが、それでも誰しもが1番大切な“家族”について再認識させられる、そんな作品です。

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