典型紳士読本:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
典型紳士読本
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1937年公開
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「進め龍騎兵」「緑の灯」のエロール・フリンが主演する映画で、「或る夜の出来事」の原作者サミュエル・ホプキンス・アダムス作の小説を「山の法律」のノーマン・ライリー・レインと「作家と御婦人」のローレンス・ライリーとが更にブルウスター・モース及びフリッツ・ファンケルシュタインと協力脚色し、「山の法律」「進め龍騎兵」のマイケル・カーティスが監督に当り、「野性の叫び(1935)」「小公子」のチャールズ・ロシャーが撮影した。助演者は「特種漁り」「コリーン」のジョーン・ブロンデルを筆頭に、「コリーン」のヒュウ・ハーバート、「誘拐団」のエドワード・エヴァレット・ホートン、「化石の森」のディック・ロバーツ、「ボビーの凱歌」のメイ・ロブスン、「作家と御婦人」のアレン・ジェンキンスその他多数である。

ストーリー

ジェラルド・ベレスフォード・ウィックスは祖母レオナに育てられ、各方面の教養を身につけ広大な領地を所有し、男性の完全な見本だと云われていた。兄のジンクから彼のことを聞いたモナ・カーターは、この完全な男性に会おうと出掛けて行く。ジンクはジェラルドの婚約者アリシアを恋しているので、彼女の近くに居たいばかりにウィックス家領内の溝堀りに雇われていた。出掛けて行ったモナは自動車で危うくジェラルドをひき殺しそうになったが、彼はモナに興味を持って翌日ドライブに誘う。途中でピンキイの運転するトラックの通路を邪魔したことから喧嘩になり、この完全な紳士はたちまちピンキイを殴り倒した。ところがピンキイは愛人クララベルと結婚する費用として、その夜のボクシング試合の賞金を稼ぐつもりだったが、ジェラルドに殴られた顔面が腫れ上ったので試合に出られそうもない。ジェラルドは彼に代って出場し、はるかに目方の重い相手をあっさりK・Oしたので審判員のシェリフは彼の力を認め、誘拐されたと届けのあったジェラルド・ウィックスを探しに行けとご婦人に命令する。彼は賞金をピンキイに与えるとモナと共にドライヴを続け、路を迷ってキリグリュウという不思議な詩人の家へ宿り、次の日は嵐に会って止むなくホテルへ夫婦と詐称して泊った。ここで2人は争いを始め、モナは逃出してバスの中で一夜を明かす。ジェラルドは自動車修繕工になって呑気に暮している。ウイックス家では彼の操作が続けられ、ついに彼は働いている所を発見され、関係者一同がウイックス家に集まる。祖母はレオナはモナを財産目当ての女だとののしる。モナは怒ってその場から飛出すが、追っかけて来たジェラルドは鉄管の中へ逃込んだモナを起重機で空中高く釣り上げ、とうとう彼の妻となることを承諾させた。

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作品データ

原題
The Perfect Specimen
製作年
1937年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー
初公開日
1937年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


[c]キネマ旬報社