
シベリア抑留を経験したひとりの韓国人男性の人生とその想いを綴るドキュメンタリー。1944年、日本軍に入隊した朴道興(パク・ドフン)。配属先の色丹島で出会い、終戦後、収容所で生き別れた親友の山根秋夫へ何度も手紙を送るものの、それが届くことはなかった。監督は新鋭・久保田桂子。同監督による第1作「祖父の日記帳と私のビデオノート」と併せて「記憶の中のシベリア」として公開。
ストーリー
1924年北朝鮮に生まれ、現在はソウル郊外に暮らす朴道興は、かつて日本兵だった。1944年、日本軍に入隊、部隊の同年兵の山根秋夫とは配属先の色丹島で出会い、終戦後ソ連軍によって送られたシベリアの収容所で生き別れとなるまで3年間生活をともにした。その後、山根に宛てて何度も手紙を送るものの、それが届くことはなかった……。久保田桂子監督は、朴道興から手紙を一通預かり、そこに書かれた地名を頼りにふたりの足跡を辿りながら、山根秋夫の手がかりを探す旅に出る。
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