「シルビアのいる街で」のホセ・ルイス・ゲリンがフィクションとドキュメンタリーの境界を漂いつつ、文学や芸術を紐解こうとした意欲作。バルセロナ大学哲学科のラファエレ・ピント教授が『女神論』の講義を進める中で、教授の行動倫理の問題が浮かび上がる。登場人物のラファエレ・ピントは、実在のピント教授が演じている。
ストーリー
バルセロナ大学哲学科。イタリア人のラファエレ・ピント教授が、ダンテの『神曲』における女神の役割を皮切りに、文学、詩、そして現実社会における『女神論』の講義を展開してゆく。社会人の受講生たちも積極的に加わり、次第に熱を帯びる議論。生の授業撮影かと思わせる導入部に続いて、教授と妻が激しく口論する姿が映し出される。やがて何人かの受講生の個性が浮かび上がると共に、教授の行動の倫理が問題となってくる……。
スタッフ
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作品データ
- 原題
- LA ACADEMIA DE LAS MUSAS
- 製作年
- 2015年
- 製作国
- スペイン
- 配給
- コピアポア・フィルム(提供:マーメイドフィルム)
- 初公開日
- 2017年1月7日
- 上映時間
- 92分
- ジャンル
- 社会派
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