山田裕貴
安藤忠臣
実際に起きた事件をヒントに、お金に翻弄される人々の人間模様を描いたシリーズ第4弾。闇金企業ラストファイナンスの社長・安藤忠臣の前に、刑務所を出所したヤクザ時代の兄貴分・豊田が現れる。豊田は足を洗って生きることを誓い、就職先を探すが…。出演は「「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の山田裕貴、「インターン!」の青木玄徳、「種まく旅人 夢のつぎ木」の升毅。
ラストファイナンスの社長・安藤忠臣(山田裕貴)は、若くしてヤクザの親分になったものの、稼業を引退して闇金の世界へ足を踏み入れた男。元イケメンホストだった須藤司(青木玄徳)と共に毎日、癖のある債務者を追い込んでいた。そんなある日、ヤクザ時代の大兄貴分の豊田(升毅)が、10年のお勤めを経てシャバに戻ってくる。もう塀の中には戻りたくないと、足を洗う事を宣言する豊田。男として、ヤクザとして、常に目標としてきた兄貴分のために、忠臣は放免祝いとして30万を包む。常に債務者には冷徹な忠臣の意外な態度に、司は突っかかるが、“優遇は一度まで。次に融資する時は、きっちり回収する”と、その信念は変わらない。しかし、出所した元ヤクザには、世間の風当たりも強く、就職先もままならない。それでも堅気になると誓い、喫茶店で慣れない履歴書に向かう日々。そんな姿を微笑ましく見ていた喫茶店の店員・元子(高橋ユウ)の前に、突然チンピラが現れる。元子を拉致しようとするチンピラを圧倒的な腕力でぶっ飛ばし、2人で逃げる豊田。金銭トラブルを抱える元子と元ヤクザの豊田。頼る相手がいない男と女は、束の間の安息を得て、共に惹かれあう。その幸せな時間を守るため、元子の借金を肩代わりしようと決意した豊田が向かったのは、ラストファイナンスだった……。
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