ニーゼと光のアトリエ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ニーゼと光のアトリエ
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ニーゼと光のアトリエ

2016年12月17日公開、109分、伝記/歴史
R15+
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第28回東京国際映画祭で東京グランプリと最優秀女優賞をダブル受賞した実話に基づくドラマ。電気ショック療法が一般的だった1940年代、リオデジャネイロの病院に赴任した精神科医ニーゼ・ダ・シルヴェイラは、その現実に衝撃を受け、医療改革に挑む。主演は、ブラジルで40年以上のキャリアを誇る女優グロリア・ピレス。監督は、数々のドキュメンタリーを手掛け、劇映画は本作で2本目となるホベルト・ベリネール。

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ストーリー

1943年、郊外の病院からリオデジャネイロに戻ってきたニーゼは、ペドロ2世病院の門を叩く。そこで同僚医師が行なう電気ショック療法で患者が絶叫する姿に衝撃を受けた彼女は、以後、暴力的な治療を拒否。そのため、看護師によって運営されていた予算の少ない作業療法の担当を言い渡されてしまう。そこは実質、壊れたものの修理やトイレ掃除など、患者たちを働かせる担当部署だった。そんな冷遇にも怯まず、ニーゼは荒れ果てた病室を快適な場所に変えていくことからスタート。片付いた部屋にやって来た患者たちは、ニーゼの呼びかけにも答えず、みなバラバラに歩き回るばかり。罵声を浴びせて患者たちを威嚇する看護師のリマを制し、ニーゼは“私たちの仕事はまずよく聞き、観察すること。口は出さない。”とスタッフの心得を説く。ある日、ニーゼは同僚アルミールの提案により、患者が自由に絵の具を使ってアートに親しむアトリエをオープンする。当初、女性患者アデリーナが自分の顔をお化粧のように染めるなど、期待通りにはいかなかったものの、ニーゼの根気強い働きかけによって、患者たちは次第に思い思いの絵を描くようになる。日付順に並べた絵からは、患者が少しずつ心を開く様子や、自分の居場所を探す深層心理が窺えるようにもなっていく。ニーゼは、論理的な言葉を失っても、患者は別の言葉で対話し、彼らの絵には無意識のイメージが現れていると成果を語る。一方、同僚の男性医師たちは、患者たちの絵に驚きを見せながらも、相変わらずニーゼの治療には冷ややかだった。そんな中、ニーゼが新たに始めた動物セラピーが反感を買い、ある事件が起こる……。

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作品データ

原題
NISE: O CORAÇÃO DA LOUCURA
映倫区分
R15+
製作年
2015年
製作国
ブラジル
配給
ココロヲ・動かす・映画社○
初公開日
2016年12月17日
上映時間
109分
ジャンル
伝記歴史

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