監督、撮影
フランス、アフリカ、日本を拠点に活動するジャーナリスト、デコート豊崎アリサが、サハラ砂漠で1000年前から続く塩キャラバンの旅に密着したドキュメンタリー。4カ月に及ぶ過酷な旅を通じて、キャラバンの経済効果や社会的役割などが明らかになる。ソーラーパネル発電エネルギーのみを利用して、キャラバン隊の自給自足の仕組みを撮影、記録している。
ストーリー
ニジェール北部のアイール山脈。トゥアレグ族のキャンプ地で、塩キャラバンの一隊が旅の準備をしていた。彼らは、テネレ砂漠を横切ってビルマ・オアシスを経て、更にそこからナイジェリアのカノを目指そうとしていた。その中に1人の外国人女性がいる。千年もの昔から続く、サハラ砂漠の果てからブラック・アフリカの入り口までの三角点を巡るこの商いを体験し、伝えるために彼女はこの旅に同行しているのだ。キャラバンの経済効果は? その社会的な役割とは?トラックではなく、ラクダによる物資の運送にはどのような長所があるのか?4ヶ月にも渡る長い旅の中で彼女は気づいた。彼らは失われつつある時代遅れのキャラバンではなく、未来に向かって希望をもたらすキャラバンなのだ……。
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