マリオン・コティヤール
ガブリエル
ベストセラー小説『祖母の手帖』を「マリアンヌ」のマリオン・コティヤール主演で映画化。1950年代南仏。家族が決めた相手と愛のない結婚をしたガブリエルは、療養所で出会った帰還兵ソヴァージュと激しい恋に落ち、彼と離れても熱烈な手紙を綴り続ける。狂おしいほどの愛に突き動かされるガブリエルをマリオン・コティヤールが演じるほか、「モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由」のルイ・ガレルがガブリエルの運命の男アンドレ・ソヴァージュを、真面目な夫を「ペインレス」のアレックス・ブレンデミュールが演じる。監督は「愛と哀しみのボレロ」はじめ数々の作品に出演、「ヴァンドーム広場」などでメガホンを取ったニコール・ガルシア。第69回カンヌ映画祭コンペティション部門正式出品作品。一般公開に先駆け、フランス映画祭2017にて上映(上映日:2017年6月24日)。
1950年代。南仏プロヴァンス地方の田舎町バルジュモンで両親と妹のジャニーヌと暮らすガブリエルは、理想の愛を熱望していた。小説『嵐が丘』を貸してくれた教師に大胆な愛の手紙を綴るが、恐れをなした教師は彼女を拒絶。町の人々からのスキャンダラスな視線を投げつけられ、失恋の痛手に悶絶する。そんな彼女を案じた母は、真面目で働き者である季節労働者のジョゼに目を付け、結婚させようとする。互いに愛のない結婚をしたガブリエルとジョゼは、近づいては離れていく関係を続け、よそよそしさが消えることはなかった。ある日ガブリエルは建設中の新居を訪ねていたところ、かねてからしばしば起こる発作に襲われ、流産。腎臓の結石が原因だと診断され、気が進まなかったもののアルプスの山麓にある豪華な療養所で6週間温泉治療を受けることになる。療養所で退屈な日々を過ごす彼女の前に現れたのは、インドシナ戦争に従軍し尿毒病の治療のためにやってきた青年将校アンドレ・ソヴァージュだった。厭世的な影をまとったソヴァージュに運命を感じたガブリエルは、歯止めが利かなくなるほど彼を愛していく。やがて一線を越える二人。しかしガブリエルの治療が終了しジョゼとの結婚生活に戻らざるをえず、二人の濃密な愛の日々は終わりを告げる。新居に移ったガブリエルは、いつか再会できる日を胸に、ソヴァージュへ熱烈な愛の手紙を綴り続けるが……。
ガブリエル
アンドレ
ジョゼ
アデル
ジャニーヌ
アゴスティーヌ
マルタン
監督、脚本、脚色
脚本、脚色
撮影
音楽
美術
編集
衣装
プロデューサー