ニールス・シュナイダー
ピエール・ウルマン
「ボヴァリー夫人とパン屋」のニールス・シュネデールが主演し、第42回セザール賞新人男優賞に輝いた犯罪ドラマ。音信不通の父が野垂れ死に、ピエールは父を見捨てたダイヤ商一族への復讐と強盗を誓い一族の会社に近づくが、初めて見るダイヤに魅せられる。俳優アルチュール・アラリがメガホンを取り、シェイクスピアの『ハムレット』をベースに父と息子の物語を活写し、2016年フランス映画批評家協会賞新人監督賞などを獲得した。
フランス・パリ。眼と記憶力の良さを生かし強盗団に加担するピエール・ウルマン(ニールス・シュネデール)のもとに、ある日、父ヴィクトルが死んだとの知らせが入る。ベルギー・アントワープのダイヤモンド商家の家に生まれたヴィクトルはダイヤモンドの研磨を継いだが、研磨機に手を挟み指先を失い、以後精神を病み消息を絶っていた。父が生家から追放され数十年の苦悩ののち野垂れ死んだのに対し、伯父ジョゼフ(ハンス=ペーター・クロース)はダイヤモンド会社を継ぎ財を成しており、憤るピエールは一族への復讐を誓う。ジョゼフの息子ガブリエル(アウグスト・ディール)から会社の内装工事を手伝ってほしいという申し出を受け、一族に入り込みダイヤモンドを盗み出すことを計画。アントワープに移ったピエールは、父の痕跡を求め、また強盗の計画のため研磨作業所の細工師リック(ジョス・フェルビスト)のもとへ通ううちにダイヤモンドの魅力に取りつかれ、父から受け継いだ血が騒ぎだすのを感じていった。研磨の才能を開花させ徐々にジョゼフの信頼も得ていく中、会社がかつてないほどの大きさのダイヤモンド4つを競り落としたとのニュースが入り、復讐の計画が動き始めるが……。
ピエール・ウルマン
ガブリエル(ギャビー)・ウルマン
ジョゼフ・ウルマン
ラシッド
ルイザ
ゴパール
リック
ケビン
オルガ・ウルマン
監督、脚本、原案
脚本
脚本
原案
製作代表
製作代表
撮影監督
音楽
美術
編集
衣装
音響
音響編集
ミキサー
助監督
[c]LFP‐Les Films Pelléas / Savage Film / Frakas Productions / France 2 cinéma / Jouror Productions
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