轟く凱歌:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
轟く凱歌
轟く凱歌
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轟く凱歌

1933年公開
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「響け応援歌」「黄金の唄女」のメアリー・カーライルと「密林の王者」「森の男(1933)」のバスター・クラブ、「猛獣島」「歓呼の涯」のチャールズ・スターレットが共演する映画出ジョージ・ワグナーの原作を「リオ・リタ」のルーサー・リードが「象狩り二人行脚」のアルバート・デモンドと共同して脚色し、新人エドウィン・L・マリンが監督にあたり、「ショウ・ボーイ」のギルバート・ウォーレントンが撮影した。助演者はフローレンス・レイク、エディ・タンブリン、サリー・スターなど。

ストーリー

ヴィヴィアンは大学1の美人で、共学の男子学生一同に思いを寄せられていたが、ボート選手のボブのみは彼女の存在を少しも知らず、一意専心ボートの練習に没頭していた。ヴィヴィアンにはそれが却ってボブを慕う原因となった。機会を見つけて言い寄ったがボブが相手にしないので海に溺れた真似をして救いを求めた。けれどもボブはそっけなく好きイアン・ホルム下手くれただけだったからヴィヴィアンは男に対する意地から、衣服を脱いで水中に身を躍らせ、鮮やかな泳ぎ方をしてボブに当て付けた。初めてボブにヴィヴィアンの心持ちがわかった。そこで脱ぎ捨てられたヴィヴィアンの衣服を届け方々彼女を訪れたが、彼女は同じボート選手マーレーと仲の良いところを見せ突けたのでボブは失望した。以来ボブはボート・レースに出るのが厭になって毎日快々として暮らした。一方マーレーは嬉しくて溜まらず、ヴィヴィアンを誘ってドライブに行き途中車が転覆したために腕を折ってしまった。マーレーはレースに出られなくなった。今や大学の敗北は火を見るよりも明らかである。これを知った舵手ハリーは心配して、ボブをとき大学のために起足せることにしたが、自らも肋骨を折って重態であるに不拘、奮然子の決勝戦に出場することとなった。いよいよ決勝戦の日となるやボブを整調とするボートは少しも走らなかった。これを見たヴィヴィアンは声を限りに応援を押しまなかったので俄にボブは気を取り直し、超人敵力漕を続けて遂に優勝した。ヴィヴィアンはボブに本心を打ち明けて始めから彼を思っていたことを語る。レースの勝利、恋の勝利、ボブの耳朶を打つものは轟きわたる凱歌であった。

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作品データ

原題
The Sweetheart of Sigma Chi
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
モノグラム映画


[c]キネマ旬報社