岡野真也
泉凛香
西条みつとし主宰の劇団TAIYO MAGIC FILMの同名舞台を「下衆の愛」の岡野真也、「駆込み女と駆出し男」の内山理名W主演で映画化。“あの時、伝えられなかった想い”を抱える人々が、時を超えて絆を取り戻していく姿を、過去・現在・未来の3部構成で映し出す。共演は「ぼくのおじさん」の戸次重幸、「ハローグッバイ」の萩原みのり、「64 ロクヨン」の鶴田真由。監督は、本作が劇場映画デビューとなる横尾初喜。
現在。石川県の海沿いにひっそりと佇む民宿「赤木箱」。民宿を営むのは女主人・泉凛香(岡野真也)とアルバイトの瞳(萩原みのり)。ある日、中年男・高山(戸次重幸)たちが宿泊にやってくるが、高山はなぜか瞳への対応だけがぎこちない。一方、凛香は接客の傍ら、しきりに甘えてくる娘・ゆかりをついつい突き放してしまう。ショックを受けたゆかりは、父・孝介に「自分を誘拐してほしい」とせがみ、二人で狂言誘拐を計画する……。未来。シングルマザーの木下ゆかり(内山理名)は、息子・青空と二人暮らし。ある日、青空が「神様なんていないんだよ」と残念そうにゆかりに話し始める。どうやら、学校でそういった話になったらしい。ゆかりは「神様はいるよ」と、青空に神様から手紙が届くポストをプレゼントする。それは自分が幼い頃、祖父がマジックに使っていたものだった。その日から、ポストに投函された青空からの手紙に返事を書くことがゆかりの日課になった。毎朝嬉しそうに手紙を読む青空を微笑ましく見守るゆかり。だが、ゆかりの体調は日増しに悪くなっていく。やがて、ゆかりは入院、別れた夫・正樹に青空を預けることにするのだが……。過去。民宿「赤木箱」。女優の夢を諦め、実家に戻ってきた娘・凛香は、母・美和(鶴田真由)とうまくいっていなかった。父・幸雄になだめられても、凛香の母への態度は変わらない。そんななか、凛香の友人が旅館へ遊びにくる。久しぶりの再会を喜ぶ凛香と友人だったが、そこで不思議な注意書きが書かれたリモコンを発見する。「このリモコンを利用してその時間に何をしても、未来の出来事は変えられません。多少の時間のずれは起こりますが、本来の時間の流れに戻っていきます」そのリモコンをきっかけに、凛香たちは思いがけない事態に巻き込まれていく……。
監督
脚本、原作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
衣装
ヘアメイク
照明
録音
助監督
製作担当
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
アシスタントプロデューサー