ジェシカ・チャステイン
Molly Bloom
オリンピックを目指していたアスリートがセレブが集う高額ポーカールームの経営者に転身し、FBIに逮捕された。実在の女性モリー・ブルームが自らの波乱の日々をつづった回顧録を、脚本家のアーロン・ソーキンがメガホンを握り、映画化したスキャンダラスなドラマ。モリーを演じるのは、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン。
※結末の記載を含むものもあります。
モーグルの選手としてオリンピックを目指していたモリーは競技中に転倒し、アスリート人生を諦めることに。ケガから回復し、休暇中の彼女はバイト先のボスからポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれ、セレブが集うスリリングな世界に生き甲斐を見つける。ところがある日、クビになったモリーは自らポーカールームを開設する。
Molly Bloom
Charlie Jaffey
Larry Bloom
Player X
Dean Keith
Douglas Downey
Harlan Eustice
Judge Foxman
監督、脚本
原作
製作
製作
製作
撮影
美術
編集
編集
編集
音楽
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オリンピックに届きそうな才能、才女、きっとどの世界でも頭角を現す人間だろう。人はできる人間とそうでない人間で成立するな。
それが遺伝なのか環境なのか。しかし努力なしではありえない。
まさかのギャンブル業。未知なる世界でも頭の回転の速さから経営にしろプレイヤーの心理にしろ、難なくこなす。あくまで正当に。法の一線を越えるまでは。
プレイヤーに乗せられないこと。
プレイヤーに同情しないこと。
経営者とプレイヤーの立場を明確にしておくこと。
ヤバい人間に介入しないこと、見くびらないこと。
計り知れない大金とブラックリストに挙げられそうな有名人。それらに対応する精神余裕がなくなるし、判断力が鈍った結果である。
法もあざとい。彼女の言及よりその先の大物たちの暴露をしたかった。弁護士の言う、彼らを守ったのに誰も手を差し伸べないそれなのにモリーは「私はわたし」彼女の信念か、世の中の歯車に対抗してか。いーえ、本も出版したし、こうして映画にもなっている。やはりタダでは起きない。
J.チャスティンは派手にしても柔らかいオーラがあるのだが、実物のモリーはキツめな印象。
こちらで評判が良いので見に行きました。
顧客の秘密を守ろうと司法取引に応じない毅然としたヒロインがカッコよすぎてまぶしいくらい。
父娘関係がヒロインたちと担当弁護士とに重なる構成がくっきり描かれます。
小娘がカジノの経営者になっていく様子は、ダサい衣服からゴージャスな衣装を着こなしていくことで描かれます。
ギャンブルにのめりこむ様子は怖いと思いました。