「霊的ボリシェヴィキ」の韓英恵主演、米軍基地を有する神奈川県大和市を舞台に、語るべき言葉を模索する少女を描く青春ドラマ。ラップの練習と喧嘩に明け暮れるサクラ。ある日母の恋人である米兵アビーの娘レイが来日し、二人は音楽の話を通じ距離を縮める。監督は、「夜が終わる場所」でメガホンを取り、「ひかりをあててしぼる」などの脚本を手がけてきた宮崎大祐。大和市に隣接する相模原市出身のラッパーNORIKIYOが本人役で出演するほか、Cherry Brown、ロックバンド割礼の宍戸幸司、GEZANらミュージシャンが集結している。第12回大阪アジアン映画祭コンペティション部門にて日本初上映。
ストーリー
戦後米軍基地と共に発展してきた神奈川県大和市。町には戦闘機の轟音が鳴り響き、厚木基地はカリフォルニア州に属するという噂すらある。アメリカのラッパーに憧れる長嶋サクラは、ラップの練習と喧嘩に明け暮れる日々を過ごしている。人前でラップを披露しようにも緊張する癖があり、腕試しで挑んだサイファーでもディスられてしまう始末。サクラは日本人の母と兄、そして母の恋人である米兵アビーに囲まれ、この町のように複雑な関係性の中で育ってきた。ある日、アビーの娘レイがカリフォルニアから来日。日本とアメリカのハーフであるサンフランシスコ出身のレイと、好きな音楽の話を通じて距離を縮めていくが……。
スタッフ
監督、脚本、プロデューサー
宮崎大祐
撮影
芦澤明子
音楽
NORIKIYO
音楽
Cherry Brown
音楽
GEZAN
音楽
割礼
音楽
田中淳一郎
美術
高嶋悠
編集
平田竜馬
スタイリスト
碓井章訓
ヘアメイク
宮村勇気
照明
小林誠
音響
黄永昌
サウンドデザイン
森永泰弘
助監督
堀江貴大
制作主任
湯澤靖典
プロデューサー
伊達浩太朗
キャスティング
細川久美子
カラリスト