山形国際ドキュメンタリー映画祭2017で大賞を受賞したドキュメンタリー。ポーランドのワルシャワ郊外で暮らす家族。母親は出て行き、14歳の少女オラが酒飲みの父親と自閉症の弟の面倒を見ている。オラの日常に寄り添いながら、少女の心の叫びを伝える。2017年ヨーロッパ映画賞最優秀ドキュメンタリー賞受賞。監督は、本作が長編第1作となるアンナ・ザメツカ。
ストーリー
ポーランド、ワルシャワ郊外の街セロックで暮らす小さな家族。母親が家を出て行ってしまい、14歳の少女オラが、酒で問題を抱える父親と自閉症の13歳の弟ニコデムの面倒を見ていた。オラを巡る現実は厳しいが、間もなく迎える弟の初聖体式が成功すれば家族がもう一度ひとつになれるのではないかと希望を抱き、献身的に立ち回る。しかし、成長と自立の兆しも見えず、姉の庇護を離れられない弟や、家庭を支える親としての自覚のない大人たちの弱さばかりが浮き彫りになる。逃げ道のないオラの日常にカメラが寄り添い、少女の心の叫びを世界に伝える。
キャスト
スタッフ
監督、脚本、編集
アンナ・ザメツカ
撮影監督
マウゴジャータ・シワク
編集
アグニェシュカ・グリンスカ
編集
ヴォイチェフ・ヤナス
音声
アンナ・ロク
音声
カヤジーナ・シチェルバ
音響:ドリームサウンド
カツペル・ハビシャク
音響:ドリームサウンド
マルチン・カシンスキ
音響:ドリームサウンド