「After Tiller」でエミー賞を受賞したラナ・ウィルソンが、自殺防止活動に取り組む僧侶・根本一徹の日常に密着したドキュメンタリー。岐阜県にある大禅寺の住職、根本の元に日々届く自殺志願者からのSOS。根本は彼らの元に駆けつけるが……。坂本龍一が、クリスチャン・フェネスと共同で挿入曲を提供している。
ストーリー
岐阜県関市。大禅寺の住職、根本一徹の元には、インターネットや携帯電話を通じて、全国の自殺志願者からのSOSが昼夜を問わず届く。自暴自棄になり、大量の精神薬に逃げ込む男や女たち。彼らに共通するのは、日常生活で徹底的に追いつめられ、家族や友人を頼ることもできず、自分を不要な人間だと思い込む孤独な心。そんな彼らの元に、根本は駆けつける。だが、特別なことはしない。じっと話を聞き、一緒に食事をするなどして、さりげなく寄り添うだけだ。それでも彼らは根本の存在に安堵し、いのちの深呼吸をするように少しずつ生気を取り戻していく。かつて身近な3人の人間を自殺で亡くした根本は、心臓に病魔を抱えながらも大量のメールや電話に応え続ける。だが、心身は限界に達していた。一体、彼を突き動かすものは何なのか……?
スタッフ
監督、製作
ラナ・ウィルソン
エグゼクティブプロデューサー
サリー・ジョー・ファイファー
エグゼクティブプロデューサー
リリー・ハートレイ
エグゼクティブプロデューサー
マイク・ラーナー
エグゼクティブプロデューサー
ダイアン・L・マックス
エグゼクティブプロデューサー
レジーナ・K・スカリー
エグゼクティブプロデューサー
ジェフリー・タラント
撮影
エミリー・トッパー
オリジナル音楽
ネイサン・ミシェル
編集
デビッド・ティーグ
共同エグゼクティブプロデューサー
クレア・シルバーマン
共同プロデューサー
エリ・ヨコヤマ
挿入曲
クリスチャン・フェネス
挿入曲