名を失える男:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
名を失える男
名を失える男
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名を失える男

1935年公開
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「輝ける百合」「無電非常線」のフレッド・マクマレイが主役を勤めるG メン映画で「盲目の飛行士」の脚色者デール・ヴァン・エヴァリーが書き下ろし、「群集の喚呼」のキュベック・グラスモンがマーゲリット・ロバーツと協力して脚色し、「銀鼠流線型」「血と悪魔」のラルフ・マーフィーが監督に当たり、「かぼちゃ太夫」「血と悪魔」のベン・F・レイノルズが撮影した。マクマレイを助けて「孤児ダビド物語」「大陸非常線」のマッジ・エヴァンス、「ボクは芸人」のデヴィッド・ホルト、「その夜の真心」「ルムバ」のリン・オヴァーマン、「愛の隠れ家」のエリザベス・バタースン、「ハリウッドデカメロン」のグラント・ミッチェル、舞台俳優として有名なJ・C・ニュージェント、「深夜の星」のレスリー・フェントン、ジョン・レイ等が出演している。

ストーリー

政府の公金が強奪された。犯人はモンク一味のギャングで、彼らがカンサス州方面へ逃走した事は推定されたが、警察当局の探査も空しく犯人は挙がらない、数カ月後、盗まれた金の一部がカンサス州デラフィールドのフェリスという下宿屋で発見されたとの報があった。ディック・グラントはワシントン当局の命を受け、リチャード・フードという名でフェリス下宿屋の一室を借り受けて探査に従事する。彼はデヴィッドという少年と親しくなったが、その姉の美しいヘレン・シャーウッドは彼を不良青年と誤解したらしい。下宿の主婦エラの甥レッド・ハモンドはモンク一味であった。レッドはモンク一味が隠れている郊外の空き家に食事を供給していた。また一味はレッドの義兄アンドルウの手を通じて金を蒔いていた。ディックは暗号で新聞に広告をのせ、同僚のガビイを本部から呼び寄せた。ガビイは行商人を装い、レッドに大きな弁当箱を売りつけ、フェリスの下宿に泊まり、ディックと連絡を取ることとなる。破損しているといってレッドが帰して来た弁当箱から指紋を取り、検査して貰って、公金強奪の犯人がモンク一味であると判明したので、いよいよ隠れ家を襲うこととなる。所が、モンク一味は近所の賭博場で、賭博の主人を殺し、仲間の者が手傷を負ったので、付近の農場を隠れ家として占領した。ガビイは単身この農場を偵察に赴いて殺された。またデヴィッドはアンドルウの遣いで彼らに金を届け、そのまま捕虜となり、姉のヘレンは弟の後を追って捕らえられた。ディックは単身乗り込んで行ったが、モンク一味はデヴィッドを囮に車で荒廃した工場に逃げ込んだ。ディックは警官の応援を得て、壮烈な戦いの結果、モンク一味を掃討することが出来た。

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作品データ

原題
Men Without Names
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社