前田敦子
葉子
ウズベキスタン共和国に1か月滞在し、広い国土を存分に使ってロケ撮影を行った、黒沢清監督によるロードムービー。異国の地に投げ込まれたTVリポーターが体験する不安や緊張を、前田敦子が繊細な表情で伝えるだけでなく、クライマックスでは標高2443mの山頂で「愛の讃歌」をアカペラで披露する。
※結末の記載を含むものもあります。
バラエティ番組のリポーターを務める葉子は、巨大な湖に棲むという幻の怪魚を探すため、ウズベキスタン共和国を訪れていた。しかし、獲物は網にかからず、万事おっとりした現地の人たちと取材クルーはトラブル続き。収録後、葉子は夕食を求めてバザールへ出かけ、迷い込んだ旧市街の路地裏で家の裏庭につながれた一匹のヤギと出会い、不思議な感情を抱く。
監督、脚本
撮影
美術
製作
製作、プロデューサー
製作
製作
製作
製作
製作
プロデューサー
プロデューサー
アソシエイトプロデューサー
協力プロデューサー
協力プロデューサー
協力プロデューサー
ラインプロデューサー
音楽
照明
録音
VE&DIT
編集
スタイリスト
ヘアメイク
音楽プロデューサー
音響効果
スクリプター
助監督
制作担当
[c]2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO [c]キネマ旬報社
前田敦子がウズベキスタンにテレビのロケに出かけたという映画です。
ストーリーは、メッタメタ。
最後まで、完成品のテレビ番組を観客が目にすることすら、ありません。
彼女たちが追っている(のか? とても本気には見えなかったけど……)幻の巨大魚というものにもお目に掛かれません。
あんなチャチな漁具で怪魚が捕れたりしたら、それこそ怪奇現象です。
このようにストーリーは破綻していて、期待をことごとく裏切ります。
前田敦子は扉を開けても閉めないし、思いつきで勝手に行動するし、席を譲られてもありがとうも言わずにムスッと座るし、人から何かしてもらってもまったく感謝もしないし、と、早い話、すんごく嫌な女を演じています。
もしもこれが彼女の本性でなく演技なのなら、きっと演技なのでしょう。
しかし画像の端々に「人としての本性」が漏れ出てくるのを感じ、私はわびしく観ましたけどね。
ミュージカルでもなかろうに、唐突に劇中で「愛の讃歌」を歌い出しますが、これが彼女の発声にも声量にもまったくマッチしておらず、音程も狂っていて、一言で言って惨めな出来ばえ。
この人が歌手であったことすら疑わしく、いたたまれない思いでいっぱいになりました。
というわけで、大ファンの人たちが★をたくさんつけてくれるといいですね。
※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。
国がgood choiceである。多くの日本人にとってウズベキスタンは想像すらつかない。一体何が有名で人は何を食べ、どんな生活をしているのか。
このクルーがロードムービーまではいかなくとも各所廻ってくれるのでちょっとだけウズベキスタンを知れる。興味が湧くきっかけになると思う。
彼らが車で通るレギスタン広場は素晴らしいしダイナーのプロフも生焼けでなければ美味しそう。
歌手志望だがリポーターという葉子曰くどんどん進路がずれているっていうわけではないが、これはこれで十分excitingである。
男性メンバーが基本体育系ではなく寛容な岩尾、やさしい佐々木、取りまとめの吉岡が丁度良い。で、ウズベキスタンのことをちょっと教えてくれるテルム。
cast登場の試写会。あまり公に出ない加瀬亮やムードメーカ的柄本、前田敦子の顔の小ささに驚く。監督が前田を想定したあて書きしたらしいが、ぞっこんですね。彼女はこのためにボイトレに励んだそうだが、メインの歌唱はともかく…スクリーンいっぱいの彼女のアップは監督の嗜好だろう。
クルーに女性のcastingがなかったのも良かったと思う、ウズベキスタンへ行ってみたいと思ったことでこの映画は成功。