後藤ユウミ
ぞう
「縄文号とパクール号の航海」のみずもとひろゆき監督が、人形をガラス板の上で少しずつ動かしながら撮影したストップモーション・アニメーション。とある港の貨物置場に運ばれてきたゾウとウサギ。檻を出た彼らは夜の町を探検し、やがて新たな出発へと向かう。声の出演は「勝手にふるえてろ」の後藤ユウミ、音楽家で鍼灸師の53235[GOMIFUMIKO]、「きおく きろく いま」の酒井貴史、「化け物と女」のよこえとも子。
とある港の貨物置場に運ばれてきたうさぎ(声:53235[GOMIFUMIKO])が、箱から出て海を眺めていると、檻の中のぞう(声:後藤ユウミ)のため息が聞こえてくる。「行きたいところがあるんだ」ぞうが、おじさん(声:酒井貴史)に言う。おじさんは迷った末に、一晩だけ町を散歩してきても良いとぞうを檻から出すのだった。そして、うさぎもぞうと一緒に夜の探検に出かけるのだが……。
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