「マラソン」のチョン・ユンチョル監督が、壬辰倭乱に直面した若き日の李氏朝鮮第15代王・光海君を活写した歴史劇。避難した王に代わり朝廷を率い、義兵を集め江界に向かう光海。他人の代行で軍役を担う代立軍の首領トウは、最後まで光海を守ると決断する。次第にリーダーとしての資質に目覚めていく光海を「ファイ 悪魔に育てられた少年」のヨ・ジングが、生きるために戦いに身を投じる代立軍のリーダー、トウを「オペレーション・クロマイト」のイ・ジョンジェが演じる。
ストーリー
1592年、壬辰倭乱(文禄の役)が勃発。李氏朝鮮の王・宣祖は光海(ヨ・ジング)に責務を押し付け、明に避難。若くして国の命運を託された光海は王に代わって朝廷を率い、義兵を集めて遠方の江界に向かう。そんな光海の護衛についたのは、代立軍と呼ばれる、生活のために他人の軍役を代わりに担う農民たちだった。敵から熾烈な攻撃を受け命の危険を感じた仲間たちは反対の声を高めるが、代立軍のリーダーであるトウ(イ・ジョンジェ)はそれを押し切り、最後まで光海を守り抜くと決断。粗野なトウに反発していた光海も、本気で国を守ろうとする彼の姿に胸を打たれ、二人は次第に強い絆を結んでいった。運命を共にすることになった光海と代立軍。しかしさらなる激戦が彼らを待ち受けていた……。