中村勘九郎
耳男
歌舞伎の名作をHD高性能カメラで収め、劇場で上映する〈シネマ歌舞伎〉の第33作。坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きに書き下ろした、野田秀樹による舞台「贋作・桜の森の満開の下」を、野田自身の演出によって歌舞伎化。中村勘九郎や市川染五郎ら豪華キャストによって、残酷な姫に翻弄される男たちの物語が繰り広げられる。
天智天皇が治める時代。ヒダの王家の王の下に、耳男、マナコ、オオアマという3人のヒダの匠の名人が集められる。ヒダの王は娘である夜長姫と早寝姫を守る仏像の彫刻を競い合うように命じるが、実は3人とも、それぞれが素性を隠し、名人の身分を偽っていた。制作の期限は3年、夜長姫の16歳の正月まで。そして、運命の時がやってくる。
耳男
オオアマ
夜長姫
早寝姫
ハンニャ
アナマロ
ビッコの女
山賊
山賊
エナコ
マネマロ
青名人
マナコ
赤名人
エンマ
ヒダの王
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